2024年、印象に残った本まとめ
2024年に読んだ本の中で、特に印象に残った作品とその感想をまとめ。 【1】『食道楽』村井弦斎 明治期最大級のベストセラーと謳われるグルメ小説。文学士・大原と料理が得意なお登和の恋愛模様を中心にしつつ、さまざまな料理やお...

よむ!2024年に読んだ本の中で、特に印象に残った作品とその感想をまとめ。 【1】『食道楽』村井弦斎 明治期最大級のベストセラーと謳われるグルメ小説。文学士・大原と料理が得意なお登和の恋愛模様を中心にしつつ、さまざまな料理やお...
“おいしい”本トーストやホットケーキにバターを塗っているとき、料理にバターを使うとき、ふいに「バターだけ食べたいなあ」と思うことがある。レーズンバターは大好きだし、バター風味のおやつにも目がない。自覚はあんまりなかったけれど、私は実の...
料理勝手に「必要な調味料ランキング」をつけるとしたら、塩はダントツ。低く見積もっても、トップ3には入る。ただ、当たり前にありすぎて、その素晴らしい役割のことを忘れてしまいがちである。今回は改めて塩について学びたく、さまざまな...
“おいしい”本朝には滅法弱い。しかし、美味しいご飯が待っていると思うと、不思議と起きられる。ゆえに私にとって朝食は、超・重要である。日々はシンプルなメニューが多いものの、ときには自分のために、ちょっと豪華にしてみたり、新しい料理やお取...
文化・歴史沖縄に縁があり、定期的に訪問するようになってから、沖縄料理や沖縄ならではの食材・食品も、大好きになった。それゆえに、もっと知りたいという気持ちが先行し、しょっちゅう沖縄の食にまつわる本を読んでいる。以下、個人的に参考にな...
教養本の制作に欠かせない、「校正」「校閲」。私自身も何度かお世話になり、その丁寧な職人技を目の当たりにしてきた。近年はメディアに取り上げられることも増え、出版業界以外でも認知されている印象だ。 では改めて、校正・校閲とはどん...
料理「おやつ」という響きに弱い。可愛くて、美味しくて、癒し……おやつの時間はいつだって心が躍る。 これまでは購入一択だったが、年を重ねるにつれて「毎日食べるなら自作しても楽しいかも?」と考えるようになった。ありがたいことに最...
料理ボルシチ、ピロシキ、ビーフストロガノフ……私のロシア料理の知識は少ない。美味しい料理がもっとあるに違いないのに、そのほとんどを知らずに生きてきた。 そんな中、高山なおみさんのレシピ&エッセイ集『料理=高山なおみ』で多様な...
教養食と芸術は密接につながっている……と思う。特に絵画では、世界中で食べ物をモチーフにした作品が描かれている。私はこれらがどうやらかなり好きらしく、美術展で見かけると、気が付けば立ち止まって見惚れている。 それが転じて、食と...
教養ふだんの生活で「あ、これラテン語だったんだ!」と驚くことが意外と多い。さまざまな言語の語源となっているし、現在はほとんど使われていないとしても、学びたいという人をよく見かける。私達日本人にとっても決して遠くない、魅力的な...