これから読みたい海外文学を探す旅。『BOOK MARK 翻訳者による海外文学ブックガイド』

海外文学には、日本文学とはまた違った魅力がある。特に海外の文化や習慣、歴史等を知れるのは面白く、私は大好き。特にイギリス文学が好きで、院にまで進んでしまったオタクである。

「BOOK MARK」はもともとフリーペーパーで、「『もっと海外文学を!』『翻訳物はおもしろいんだ!』と主張する冊子」。毎号、いろんなテーマで海外文学を紹介してくれている。

私も前々から関心はあったのだが、どうも運が悪いのか、今のところお目にかかれたことはない(Web上にバックナンバーがあり、こちらはいつでも見られる)。この一冊にまとめてくださり、本当にありがとうございます!!

早速隅から隅まで熟読して、これから読みたい海外文学をピックアップしてみた。そのうち、特に読みたい本をここに記録。

トレヴェニアン『パールストリートのクレイジー女たち』

江國香織さんが初めて読んだ時に「なんて心愉しい、なんて精度の高いディティルだろう」と熱狂し、「どうしても自分で訳したい」と思ったという本作。

そんなに熱量を持って読める本は、そうそうお目にかかれない。私もディティルオタクではあるので、ぜひ読んで物語の世界にどっぷりと浸かりたい。

ロベルト・ピウミーニ『逃げてゆく水平線』

イタリアの現代児童文学者による短編集。紹介文のあらすじに「図らずも闘牛士になってしまった信号機」とか「車輪がひとつ残らず消えてしまった世界」などと奇天烈な言葉が並んでいて気になる……ファンタジックで風刺のきいた作品、大好きです。

ゲアリー・ブラックウッド『シェイクスピアを盗め!』

徒弟の少年がある日、主人に「シェイクスピアの台本を盗め」と命令されたところから、劇団に潜り込んで健闘していくストーリー。シェイクスピアを題材にした話は多いが、本作は「じつによくリサーチされ、史実と虚構を巧みに織り交ぜている」(p.105)とのこと。

こういう史実に基づいたフィクションは好きなのだけれど、トンデモ展開やリサーチ不足に悲しくなってしまうことも少なくないので、これは期待して読みたい!

ダニエル・タメット『ぼくには数字が風景に見える』

著者のダニエル・タメット氏による手記。アスペルガー症候群、サヴァン症候群、共感覚を持った彼の日常は、苦労や生きづらさがあるのかもしれないが、私が見えない世界を見ている人の文章を、ぜひ読んでみたい。小川洋子さんの推薦の言葉も興味をそそった。

このほかにも読みたい本がたくさん見つかったので、そちらは別途読書メーターにメモし、コツコツ読んでいきたいなと思う。

それにしても海外文学の情報って、入って来るようでなかなか入ってこないことも多い。「BOOK MARK」のような情報発信してくれるメディアがあると、海外文学好きとしては大変助かります。



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