さあ今こそ、朝食を楽しもう。『BRUTUS』2020年8月1日号「最高の朝食を。」



『BRUTUS』2020年8月1日号では、「最高の朝食を。」をテーマにさまざまな人の朝食を紹介している。さらに、美味しい朝食店やコロナ禍でより活発になったお取り寄せ朝食グルメなども紹介されており、朝食好きにはたまらない一冊だ。今回は本誌から、多様な朝食の在り方を覗いてみたい。

あの人の朝食を覗き見。「いつもの朝ごはん」

特集「いつもの朝ごはん」では、性別・年齢・ライフスタイルもさまざまな39組に普段の朝食を教えてもらっている。俳優や小説家、飲食店オーナー、編集者、ミュージシャン……家族と食べる人も、一人で食べる人も、和食派も洋食派も、ガッツリ派からほとんど食べない派まで、本当に朝食って十人十色。見ているだけで楽しい。

例えば『uguisu』『organ』のオーナーである紺野真さんは、豊洲市場に仕入れに出かけた日の朝食を紹介。買い物を済ませた後に、市場の食堂や喫茶店に立ち寄り、朝食を済ませるのだそうだ。よく行く店として、シュウマイが人気の『やじ満』やカレーやナポリタンなどの定番洋食メニューが揃う喫茶店『岩田』などが挙げられていた。紺野さんはこの朝食を「ささやかなごほうび」とコメントしている。

ほかにも、「SSZ」ディレクター兼加藤農園園主の加藤忠幸さんは、家業の野菜を食べるのが習慣だそうだ。杉本薬局の杉本格朗さんは漢方薬をお湯で溶かして飲むことを日課にしている。多くの人が自分の好きなもの、必要なものを朝に取り入れている印象がある。

個人的に気になったのは、『INUA』ヘッドシェフ、トーマス・フレベル氏の朝食。1日に2回、ランニング後に1回目、仕事開始後の空いた時間に2回目を食べるとのこと。オートミールに豆乳やベリー、ナッツ、蜂蜜をトッピングしたシンプルなものだが、健康的で美味しそうである。

StockSnapによるPixabayからの画像

東京で食べる“新・朝ごはん”

時代が変わるごとに、どんどん朝食の在り方も変わっていく。現在朝ごはんはどこに向かっているのだろうか? 「東京の朝ごはん2020」では、今注目されている朝食の名店をテーマ別に紹介していた。

台湾式朝食

おかゆや野菜など、ヘルシーな食事が多い「台湾式朝食」。本場の味を再現していたり、小皿でたくさんの種類のおかずを食べられたり。朝はなかなか食欲がわかないという人でも、比較的食べやすい印象。2020年以降はシェントウジャン(豆乳スープ)が増えているという。

朝茶

朝から抹茶や煎茶を楽しむ「朝茶」。ともに食べるのは和食だけでなく、トーストやあんぱんなども。あるいは、紅茶、スリランカのウバ茶、ミルクティなどお茶も多様だ。朝からゆっくりと心を落ち着ける時間を持つことができれば、一日がスムーズに始まりそうである。

マイクロホテル

小規模で独自のサービスを展開するマイクロホテルは、朝食もまた個性豊かなようだ。コロナ禍で遠出が難しいが、一人で静かに、近隣のホテル泊を楽しむのであれば良さそうである。

Juraj VargaによるPixabayからの画像

自分で作る、お取り寄せ……おこもり朝食のススメ

朝食を食べに行きたいが、この緊急事態宣言下ではなかなか外出も難しい。本誌には朝食のレシピやお取り寄せできる商品もたくさん紹介されていて参考になる。

例えば、『mimosa』オーナーの南俊郎さん提案の「金華ハムのはちみつ漬けサンド」。生ハムを蜂蜜に漬けることで、甘じょっぱく仕上がってくせになる味わいなのだとか。

あるいはお取り寄せ。『haluta ueda』の「食事パン詰め合わせ」や『Bocchi』の「ピーナッツペースト」などの洋食向け、『カネサ鰹節商店』の「ふりかける塩鰹」などのごはんのおともなど幅広い。こうしたプロの商品が一つでもあれば、いつもの朝食が豪華になるだろう。

朝食は時間が無いこともあり、つい簡単なものですませてしまいがち。しかし本来、楽しみ方は無限大である。テレワークで朝の時間も増えたことだし、いろんな朝食を試してみたい。



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たけの
フリーの編集者・ライター。食関連の書籍・雑誌・Webサイトで活動中。祖父母は定食屋、両親はレストランを経営。飲食店一家に生まれ、食の虜に。美味しい飲食店や料理、食文化・歴史・ニュースなどを発信しています。