日本のZINEの歴史と変遷が最高に面白い。『日本のZINEについて知ってることすべて』
ZINE。同人誌やリトルプレス、ミニコミといった呼び名でも知られる本。私も文学フリマのようなイベントや個人経営の本屋さんなどでたびたび購入している。一般的な書籍とは異なる個性があり、読むのが楽しい。 とはいえ、「ZINE...
ZINE。同人誌やリトルプレス、ミニコミといった呼び名でも知られる本。私も文学フリマのようなイベントや個人経営の本屋さんなどでたびたび購入している。一般的な書籍とは異なる個性があり、読むのが楽しい。 とはいえ、「ZINE...
紙製品が好きで、とにかくついつい、メモ帳やら便箋やらノートやらを手に取ってしまう私である。だから『レトロでかわいいポルトガルの紙もの』も、「かわいい紙をたくさん見たい!」という一心で手にした。 ところがパラパラと捲ってい...
「木漏れ日」は外国語で通じないらしいと、誰かから聞いた。木から漏れ出る光ということは示せても、温かみ、穏やかな様子というニュアンスは伝わらない。あるいは、「コストパフォーマンス」。コスパを気にする概念がそもそも海外にはな...
杏さん、大倉眞一郎さんが本を一冊ずつ持ち寄って四方山話を行うラジオを収めた『BOOK BAR:お好みの本、あります。』。それぞれが本を紹介するだけでなく、その本から関連すること、ほとんどしないことまで、ゆるりとトークして...
食×アートには弱い。美術館に行って食卓の風景の絵画を見つけると、気がつけばじっと立ち止まって、眺めている。思うに、私は食べ物を「美味しい」とは別に「かわいい」「美しい」などの感情で捉えることも多いからかもしれない。その証...
昔ながらの知恵には、意外と新しい発見も多いものである。 『エプロンメモ よりぬき集』は、『暮しの手帖』の連載「エプロンメモ」から、暮らしの知恵を選りすぐって掲載した一冊。70年近く前からの知恵なので、今となっては当たり前...
料理に苦手意識がある人は多い。ほかの家事に比べてハードルが高い作業に思えるし、以前に失敗したことがある人や、恥をかいたことがある人であればなおさら、「自分にはできない」と感じてしまいがちかもしれない。 あるいは、忙しくて...
絵画を見ることが好きで、美術館に出かけることも多い。しかし、いつも気ままに眺めているだけで、何か目的を持って見たことはなかった。 そんなとき、読書記録をしている「読書メーター」にて『観察力を磨く 名画読解』を見つけた。ど...
エミリー・ブロンテ『嵐が丘』は、読む前からあらすじを知っていた。最初に読んだのはもうずいぶん前だが、確か荒々しい愛の物語であるとどこかで聞いて、「そうなんだ」と思いながらページを捲った。 ところが読み終えてみると、これが...
言葉が好きである。が、言葉のデザインやフォントについて考えたことはほとんどない。好きなフォントはあれど、よくワードに使われているものくらいしか知らない。 しかし、どの文字のフォントも、いろんな議論が行われた中で生まれたも...