原田マハ『デトロイト美術館の奇跡』。友達のように愛される美術館に起こった奇跡の物語
※画像はイメージ 原田マハさんの小説『デトロイト美術館の奇跡』。デトロイト市財政破綻のため、デトロイト美術館のコレクションが売却されるかもしれない。その大きな事件を一つの柱にして、美術館に訪れる人やコレクター、スタッフな...
※画像はイメージ 原田マハさんの小説『デトロイト美術館の奇跡』。デトロイト市財政破綻のため、デトロイト美術館のコレクションが売却されるかもしれない。その大きな事件を一つの柱にして、美術館に訪れる人やコレクター、スタッフな...
1巻から引き続き、意外な戦略で「ジャイアント・キリング」を起こしていく弱小サッカーチーム「ETU」。2巻もまっすぐな努力だけが成功の道でないことをひしひしと伝えてきて、耳が痛いやら感心するやら、せわしない。 本当に、ただ...
マンガ『フルーツバスケット』のたとえ話に、ずっと救われてきた人間である。 物語と直接関係のない、ちょっとした話なのだけれど、いつも私のモヤモヤとした心に寄り添い、掬い上げてくれる。愛蔵版4巻には、中でも一番好きな話が収録...
『フルーツバスケット』愛蔵版2巻は、兎憑きの紅葉が特にフィーチャーされている。ドイツ人と日本人のハーフの男の子・紅葉は、明るく可愛らしく、ムードメーカー的存在だ。たくさんの人に愛され、幸せに育っているように見えるが、彼も...
『メタモルフォーゼの縁側』を読んでいると、涙腺が緩む。女子高生と75歳の女性がこんなふうに友情を築けるなんて、あまりに尊い…… BLが繋ぐ不思議な縁 75歳、夫に先立たれて3年経つ市野井さんは書店を訪れ、美しい絵に惹かれ...
人生で最も好きな少女漫画は『フルーツバスケット』! 大人になっても何度も読み返し、愛蔵版まで手に入れてしまうほどだ。 物語は主人公の女子高生・本田透が不思議な美形の一族「草摩家」と出会い、居候するところから始まる。家主の...
穂村弘さんの食にまつわるエッセイ『きみがいない夜のごはん』では、日常の食に関する不思議が綴られている。ふだん考えたこともなかったが、読んでいると「なるほど……」と妙に納得させられることも多い。 ゆるりとした文章に心は落ち...
村上春樹さんのエッセイを読んでいると、「そう言えばちょっと変だな」とか「確かに、気になる」といった、日常に潜む不思議や面白さに気付くことが多い。こんなふうに日常を面白がれたら、楽しいだろうなあと思う。今回の『おおきなかぶ...
昔、お世話になった先輩に本を贈ったことがある。正確には、先輩のお子さんに、ではあるが、自分が大好きな絵本をプレゼントした。どうしても読んでほしいわけではなかった。本は好き嫌いもあるし、合わなかったら手放してもらっても構わ...
いつか家に活版印刷の機械が欲しい。最近は家でできるものも増えているから、家で自由に名刺をつくったり、ちょっとしたメッセージカードをつくったりして遊びたい。そんなことをずっとずっと考えている。 三浦しをんさんの『ふむふむ ...