『冷凍のBESTレシピブック』で冷凍の極意を学ぶ! 作り置きしておきたいメニューが満載

忙しい現代人にとって、「冷凍」は大事なテクニック。作り置きした料理や余った食材をしまっておけるから、私も重宝している。しかし、冷凍を使いこなせているかと言うと、微妙である。そこで今回は『冷凍のBESTレシピブック』から冷凍の極意を学ぶことにした。

冷凍で出来ることは無限大

本書を読んでいて感じたのは、「冷凍ってスゴイ、無限大!」。これに尽きる。

今までは野菜を切ってフリーザーパックに入れて保存しておく、多めに買った肉やパンを保存するくらいのレベルだったのだが、これだけではもったいないなと感じた。気になったテクニックを一部、紹介したい。

【1】手作りのおかずキットを作る

ハンバーグや餃子のタネは、あらかじめ作っておくと味も染み込み、実際に作るときも手間が省ける。

また、下ごしらえした食材に、マヨネーズや合わせ味噌などは小分けにしてラップに包んで一緒に冷凍しておくと、解凍したときに一緒に使えてラク。肉料理と副菜、メインとサブを冷凍しておけば、簡単おかずキットが出来上がる。

【2】万能ソースを多めに作って保存する

何にかけても美味しいソースをストック。ここでは「えのきごまソース」や「タルタルソース」などが紹介されていた。ソースをストックするという発想はなかったけど、これさえあれば肉や魚を焼くだけ、野菜を茹でるだけで立派なおかずが完成するのでありがたい。

【3】自家製レトルトで“作りたくない日”対策

ドライカレー、パスタ、焼きそばなどを作って冷凍しておけば、自家製レトルトの完成。レンチンすれば食べられるので、時間のある日に作って何にも作りたくない日の対策にしたい。

パスタはのびるのでは?という不安があったが、ショートパスタであれば冷凍しても問題ないとのこと。

作ってみたい冷凍おかずリスト

本誌にはいろいろな冷凍レシピが紹介されている。その中から、作ってみたい料理をいくつかピックアップしてみた。

玉子焼き器で簡単テリーヌ

玉子焼き器に綺麗におさまるような形に具材を詰めてテリーヌを作り、冷凍しておくというもの。ベーコン、挽き肉、オクラ、ゆで卵などの手に入りやすい具材で作れるほか、当日は解凍してレンジで温めるのみですぐに提供できる。最初のおもてなし料理として最適。

きのこの炊き込み風ごはん

ご飯に調味料と下ごしらえしたしめじ、エリンギを混ぜ合わせて冷凍しておくレシピ。冷凍すると味が浸透しやすいそうなので、しっかりと味を染み込ませたいご飯類にぴったり。

鮭とエリンギのヨーグルトみそ漬け

ヨーグルトと味噌に漬け込めば、水分を逃がさずジューシーに仕上がるうえ、ふっくらとした食感になるそう。冷凍すると食材が乾燥してしまうこともあるが、漬けることで防げるのもポイント。

マグロのレアカツ

マグロの柵に衣をつけて冷凍しておく。凍ったまま揚げると、中はレアに仕上がるのだという。もともと生食のものだからこそ、衣に焼き色が付いたらそのまま食べてOK。ふつうにレアカツを作るのは難しいなと感じていたが、冷凍を活用すれば簡単そうなので試してみたい。

今回は調理する際のポイント部分を一部取り上げてみたが、本誌はおすすめの冷凍食品や冷凍保存の基本などもしっかり掲載されていて、ふだんから料理をする人もしない人も参考になるのではと感じた。これらの冷凍テクニックを味方につければ、より自炊生活を楽しめるに違いない。

もっと「レシピ本」の記事を読む

⇒レシピ本の記事一覧はこちら

もっと「料理」の記事を読む

⇒料理の記事一覧はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
襟田 あいま
食べること・読むことがとにかく好き。食と本にまつわる雑感を日々記録しています。