自分なりの楽しみや喜びを大事にする。「暮しの手帖」2020年早春 4「丁寧な暮らしではなくても」
「暮しの手帖」2020年早春・4号の特集「丁寧な暮らしではなくても」には、随分と驚いた。同誌はずっと、丁寧な暮らしの代表格のように思っていたからだ。自分の暮らしにしっかりと手を掛け、心穏やかに過ごす。バタバタと忙しない日...
「暮しの手帖」2020年早春・4号の特集「丁寧な暮らしではなくても」には、随分と驚いた。同誌はずっと、丁寧な暮らしの代表格のように思っていたからだ。自分の暮らしにしっかりと手を掛け、心穏やかに過ごす。バタバタと忙しない日...
文章は読めるのに、内容がまったく頭に入ってこないときがときどきある。単語の意味がわからないということではない。言葉それぞれの意味はわかっているのに全体の内容を理解できず、うまく消化できないということだ。 ただ、『読みの整...
料理道具を見ると、なんだかワクワクしてくる。キッチングッズ売り場で、あれもこれもと手に取りながら、その道具でつくる料理について考えるのは楽しい。 ただ、道具は無限にあるから、なかなかお気に入りのものを見つけるのは難しい。...
「みのまわり」を最初は、「食系の本かな」と思いながら買った。食に関する本には目がないので、「器」と言うテーマと、表紙の美味しそうな料理の写真を見て。 ……つまり私は、狭義的な意味でしか「器」を見ていなかったのである。器は...
はじめて村上春樹さんの翻訳を読んだのはおそらく、トルーマン・カポーティの『ティファニーで朝食を』。“小説家が訳す翻訳作品”というものを読むのも、初体験だった。 その後、同じく彼が訳したレイモンド・チャンドラーやスコット・...
何度でも読みたくなる本たちは、私の人生を豊かにし、支えてくれている。 『&Premium』2019年10月号の特集は、「あの人がもう一度読みたい本」。たくさんの著名人たちが、自分の心に残っている本を紹介している。...
読書にはさまざまな効能がある。癒し、発見、知的好奇心の充足……感じる効能は十人十色だろう。しかし、ひとたび沼に落ちてしまうと、どこまでも貪るようにページをめくってしまうこともあれば、やらなければならないことをさておいて、...
町の本屋は、たくさんのことを教えてくれる。小さい頃から地元の本屋はよく通っていたし、現在の東京の家も、近所に好きな本屋さんがいくつかあって、それが住む理由の一つにもなった。 “三重を刺激する大人のローカル誌”こと『NAG...
雑誌『POPEYE(ポパイ)』では、何度か「二十歳のとき、何してた?」という特集が何度か組まれている。スポーツ選手や作家、芸能人などさまざまな立場の著名人たちが、自分の二十歳のときを語る企画だ。 なぜこの年齢なのか?それ...
ヴァージニア・ウルフと言えば、イギリス19~20世紀を代表する作家である。文化人が集う「ブルームズベリー・グループ」に所属し、フェミニストであり、小説はもちろん、エッセイなどさまざまな著書を世に残した知的でかっこいい女性...