思春期によく読んでいたアメリカYA(ヤングアダルト)小説。魅力と好きな作品を語る
『翻訳者による海外文学ブックガイド BOOK MARK』を読んでいて、ふと思い出したことがある。それは、私が思春期にアメリカのYA(ヤングアダルト)小説をめちゃくちゃ読んでいたということだ。 YA(ヤングアダルト)とは、...
『翻訳者による海外文学ブックガイド BOOK MARK』を読んでいて、ふと思い出したことがある。それは、私が思春期にアメリカのYA(ヤングアダルト)小説をめちゃくちゃ読んでいたということだ。 YA(ヤングアダルト)とは、...
よく行く図書館には「返却本コーナー」がある。誰かが借りて返却した本がドサッと並んでいて、ここを覗くのが図書館に行く楽しみの一つになっている。 本屋にせよ図書館にせよ、だいたい全体を一周するように本を見るが、しょせん私の脳...
読書とは本を読むことではあるが、実際はそれ以外にもいろんな意味をはらんでいるように、私は思う。読むだけでなく、そこから何かを感じ取ったり、学びを得たり……つまり、本を読むことから得られる体験すべてを指すのではないか。 小...
30代に突入し、「時を置いた再読」をする機会が増えた。短期間で何度も読むのではなく、10代の頃などかなり前に読んだものを「どれ、久しぶりに読むか」と読み返すほうである。 時を置いて再読した本は、たまたま手に取ったものもあ...
エッセイの好きなところに、「有益とは言い切れない、何気ない話がつらつらと書かれている」という点がある。誰かの個人的で、何でもない日常や雑感は面白い。 作家の村上春樹さんは『村上ラヂオ2:おおきなかぶ、むずかしいアボカド』...
2019年10月発売の『&Premium』に掲載されていた座談会にて、こんなやりとりを見かけた。 古川(耕):漱石の作品は改めて読んでみて、「文章うま!」って驚きません? 宇多丸:うん。漱石は同時代の他の作家に比べて圧倒...
ふとしたきっかけで、久しぶりにF・スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』を読み直した。大好きな作品でこれまで何度も読み返してきたわけだが、今回初めて「これは夏にぴったりの本だな」と感じた。 今まで読むタイ...
私の人生は、さまざまな本から得た影響でできている。悩みを解決してくれたり、新しい知識を教えてくれたり、気持ちに寄り添ってくれたり……たくさんの本が、私の今をつくっている。 では、世の中の人たちはどうなのだろうか。いったい...
オンラインで、ボタン一つで本が買える時代になってから、随分と経つ。コロナ禍で外出できなくなってからは余計に、この恩恵を感じている。 しかしそれでも、本屋に行くことは止めたくない。どんなにオンラインが便利であっても、本屋に...
昔、「古典文学が好き」と話したら「すごい本を読んでるんですね」と言われたことがある。そんな認識はなかったけれど、読む機会がなければそういう印象を持ってしまうのかもしれない。 ただ、個人的には、本のジャンルに優劣など存在し...