独特な視点で綴る食の偏愛エッセイ。平松洋子『ひさしぶりの海苔弁』
食を語るとき、その切り口はさまざまにある。食材や料理、飲食店などテーマも幅広くあるし、テーマを絞ったとしても、それに関する歴史や好きなところ、食べた感想など、人によって取り上げる箇所は異なるだろう。 こうして多様な語り口...
食を語るとき、その切り口はさまざまにある。食材や料理、飲食店などテーマも幅広くあるし、テーマを絞ったとしても、それに関する歴史や好きなところ、食べた感想など、人によって取り上げる箇所は異なるだろう。 こうして多様な語り口...
いつでも美味しいご飯を食べたい。でもなかなか料理をする時間が取れないまま、適当に済ませてしまうことも多々ある。そんなとき、常備菜をきちんと準備している人や、段取りよく何でもこなしている人を見ると、尊敬の念が堪えない。「美...
「大人ごはん」は「人から見ればありふれた、なんでもない日常を、自分ごととして再発見すること」を目指した雑誌。どんな人にも欠かせない「食」をコンセプトとし、さまざまな人物の食生活をインタビューやコラム、座談会形式で掲載して...
忙しい現代人にとって、「冷凍」は大事なテクニック。作り置きした料理や余った食材をしまっておけるから、私も重宝している。しかし、冷凍を使いこなせているかと言うと、微妙である。そこで今回は『冷凍のBESTレシピブック』から冷...
以前、食のイベントに出席した際、とある外国人シェフが「御重」に料理を盛りつけていた。入っているおかずが和食でないことも、余白を持たせながら盛り付けていることも新鮮であった。 よく考えてみると、何も“和食をめいっぱい詰めな...
綿貫芳子さんのマンガ『オリオリスープ』は、スープの魅力にどっぷりハマった女性の物語。 書籍の装丁を手掛けるデザイナー・織ヱ(おりえ)は、大のスープ好き。ランチタイムにはスープのある店に出かけたり、お気に入りの店が休みの日...
コロナ禍で大きく変わったことの一つに、お取り寄せ文化があるように思う。それまでのお取り寄せは“特別感”や“とっておき感”のあるものが多かったが、最近は日常に溶け込んでいる。豪華な料理や新鮮な素材だけでなく、カジュアルな食...
「大人ごはん」vol.3 の連載「何食べて生きてる?」にて、「アフロ・ブラジル料理」が紹介されていた。ブラジル料理であれば想像がつくが、アフロ・ブラジル料理となると全く想像がつかない。いったいどんな料理なのか、本誌の「ア...
池波正太郎氏のエッセイ『江戸の味を食べたくなって』では、二月の印象的な料理として「小鍋立て」を取り上げている。初めて知った料理だが、冬の寒い時期にぴったりだと感じた。同エッセイで紹介されていた素敵な食べ方を記録しておこう...
以前手土産でいただいた「大宰府の梅」。大宰府で育てられた梅を焼酎に漬け込み、そのエキスで作られたものなのだという。 華やかな梅の香りと、とろりとした口当たりがあり、ほどよい甘さで美味しかった。最近梅酒を飲む機会がかなり減...