私がマンガを読む理由4つ。気軽なのに奥深く、人生を豊かにしてくれる存在

マンガを読むことはもはや日課。アプリや書店で試し読みをしては、面白いと感じた作品を購入している。最近はデジタルも多いが、紙で持っておきたい本は紙で購入するし、本屋に行けばジャケ買いすることもある。

子どもの頃だけでなく、大人になってもここまで読み続ける魅力はどこにあるのだろう? 改めて考えてみることにした。

【1】気軽に専門的な世界を知ることが出来る

まず、まったく知らない専門的な世界のことを気軽に覗くことが出来る。

百人一首を競う『ちはやふる』、将棋のプロの葛藤を描く『3月のライオン』、アクションマンガのように囲碁を展開する『ヒカルの碁』、インドのスポーツを取り扱う『灼熱カバディ』……普段見られない専門分野の裏側を描いた作品は、数え上げればきりがない。

【2】人生のロールモデルを見つけられる

リアルな人生を描いた作品では、自分のロールモデルを見つけることもできる。私の場合は『逃げるは恥だが役に立つ』の結婚観にはすごく助けられたし、『いつかティファニーで朝食を』の主要キャラクター4人たちの人生との向き合い方を参考にしたこともある。

『つくりたい女と食べたい女』『地獄のガールフレンド』では、女性同士の連帯の心地よさに改めて気づき「すぐ女同士の戦いにしたがる社会にNOと言ってもいいんだ」と感じた。

【3】キャラクターのセリフや生き様に勇気づけられる

キャラクターたちのセリフや生き様を心の糧にしている人も多いだろう。

例えば、異性と接近すると十二支の動物に変身してしまう『フルーツバスケット』の十二支たちは、生まれ持った不遇な環境に負けじと立ち向かう。そんな姿を見ていると、「私も頑張らなくちゃ」と勇気を貰える。

呪術師たちの戦いを描く『呪術廻戦』では、「女だから」「男だから」と性別について指摘する対戦相手に対して、ヒロインの野薔薇が「私は『釘崎野薔薇』なんだよ!!」とかますシーンが好きだ。

【4】感情が引き出され、心が豊かになる

フィクションと言えど、さまざまなキャラクターの心情を読み解いたり、知らない世界を覗けたりすることは、心を豊かにしてくれる。マンガを読んで思いっきり笑ったり、泣いたり、怒ったりすることもあり、いろんな感情を引き出してくれる存在でもあるなと思う。

もちろん小説やエッセイでも感情を引き出されることはあるのだけれど、マンガだからこそ感動した、笑ったということも多分にある。人物や背景のイラスト、コマ割り、セリフの書き方の工夫など、マンガならではの描き方が、一層心を揺り動かしてくれる。

マンガを読むことによって得られる効能は、きっと人それぞれだ。今回取り上げた以外の魅力ももちろんあるだろう。ただ、子どもでも大人でも、世代を問わずたくさんの影響を与えてくれる存在であることは、間違いないと言えそうだ。

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襟田 あいま
食べること・読むことがとにかく好き。食と本にまつわる雑感を日々記録しています。