人柄が伝わるやわらかなエッセイ『杏のふむふむ』。ユニークな視点に惹きつけられて
エッセイを読んでいるとき、その著者がまるで長年付き合っている友人のように、近しく感じられることがある。杏さんの『杏のふむふむ』は、まさにそんな作品だ。まっすぐで丁寧な言葉を拾っていくたびに、会ったこともないテレビの向こう...
エッセイエッセイを読んでいるとき、その著者がまるで長年付き合っている友人のように、近しく感じられることがある。杏さんの『杏のふむふむ』は、まさにそんな作品だ。まっすぐで丁寧な言葉を拾っていくたびに、会ったこともないテレビの向こう...
文学村上春樹さんの『騎士団長殺し』に登場する「免色さん」を見た(というか読んだ)瞬間、声に出して叫んだ。「これってギャツビーだ!!!」 村上さんが『グレート・ギャツビー』を「これまでの人生で巡り会ったもっとも重要な本」の一冊...
エッセイ思えば物心ついた時から、「〆切」はそばにいた。小学生の宿題に始まり、自由研究にレポート、卒論、修論、就活のエントリーシート……ありとあらゆる〆切を乗り切ってきた。 そして大人になってもなぜか、〆切に追いかけられ続けている...
マンガ『地獄のガールフレンド』は、20代~30代の年齢も属性もバラバラな女三人がシェアハウスをする物語。 シングルマザーの加南さんは、「お母さん」と呼ばれることにしんどさを感じている。子育てをしているお母さんだから、何か自分で...
文学『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』には、作家の村上春樹さんが1997年~2009年(※単行本版。最新の文庫版は1997年~2011年)に受けたインタビューが収録されている。メディア露出がほとんどない中、こんなふうに...
マンガ『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』の第2巻では、離婚を機に一人暮らしを始める主婦や海外から帰国したフォトグラファーなど、住む街に全然執着のなかった人が、自分らしく暮らせる街と家を見つけ、新しい生活を始めていく。 また、不...
デザイン・アート※画像はイメージ 原田マハさんの小説『デトロイト美術館の奇跡』。デトロイト市財政破綻のため、デトロイト美術館のコレクションが売却されるかもしれない。その大きな事件を一つの柱にして、美術館に訪れる人やコレクター、スタッフな...
マンガ1巻から引き続き、意外な戦略で「ジャイアント・キリング」を起こしていく弱小サッカーチーム「ETU」。2巻もまっすぐな努力だけが成功の道でないことをひしひしと伝えてきて、耳が痛いやら感心するやら、せわしない。 本当に、ただ...
マンガマンガ『フルーツバスケット』のたとえ話に、ずっと救われてきた人間である。 物語と直接関係のない、ちょっとした話なのだけれど、いつも私のモヤモヤとした心に寄り添い、掬い上げてくれる。愛蔵版4巻には、中でも一番好きな話が収録...
マンガ『フルーツバスケット』愛蔵版2巻は、兎憑きの紅葉が特にフィーチャーされている。ドイツ人と日本人のハーフの男の子・紅葉は、明るく可愛らしく、ムードメーカー的存在だ。たくさんの人に愛され、幸せに育っているように見えるが、彼も...