富田仁『フランス小説移入考』。フランス文学が日本文学に与えた影響とは?
『レ・ミゼラブル』『三銃士』『椿姫』……フランス文学は日本でも数えきれないほどの作品が親しまれ、愛されている。かくいう私も、大好き。好きな作品は数知れず。 フランス文学の感想はこちら! 『フランス小説移入考』ではフランス...
『レ・ミゼラブル』『三銃士』『椿姫』……フランス文学は日本でも数えきれないほどの作品が親しまれ、愛されている。かくいう私も、大好き。好きな作品は数知れず。 フランス文学の感想はこちら! 『フランス小説移入考』ではフランス...
クラリッサ(=ダロウェイ夫人)を取り巻く1日を記した小説『ダロウェイ夫人』。彼女がパーティを開くために準備をする中で、自分の暮らしや人生やパートナーについて思いを巡らせ、自分なりの価値観を示していく。 また、クラリッサが...
『海に住む少女』を読んでいるとき、ずっとふわふわとどこかをさまよっているような気分だった。とにかく世界観がとても不思議なのである。生きているもの、死んでしまったもの、人間、動物、概念までもが登場し、優しい文章で綴られてい...
偶然「ウィンダミア卿夫人の扇」を読む機会があり、初めてオスカー・ワイルドの劇作品に触れた。その後、同時収録されている「サロメ」「まじめが肝心」を読み、見事にその面白さに取りつかれた。 特に喜劇。ワイルドに喜劇作品があるな...
『ドリアン・グレイの画像』に登場する美しい少年、ドリアン・グレイは無邪気で純粋で、それゆえに残酷さがある。無邪気さと残酷さは紙一重だなと感じる。 また、美しさに取りつかれる様、人々が外見によって善悪を判断する様が描かれて...
誰も知らない真実のテリトリー 守ってあげる 疑わないで寂しさよりも純粋な心が僕には見える 『ポビーとディンガン』みたいに SHAKALABBITS「ポビーとディンガン」 学生の頃によく聴いていたSHAKARABBI...
もう何度目かの読了となるF・スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』。大好きな作品である。 30代に突入した今、また読み直してみたところ、どんどんメインキャラクターの一人であるギャツビーが愛おしくなってきて...
尊敬する誰かの言葉を信じて生きていく、それ自体は素敵なことだと思う。私もいろんな人の言葉を胸に生きている。しかし、信じ切ってそれだけしか見えなくなっているとしたら、それはときに自分を苦しめるのかもしれない。 ヴォルテール...
海外文学には、日本文学とはまた違った魅力がある。特に海外の文化や習慣、歴史等を知れるのは面白く、私は大好き。特にイギリス文学が好きで、院にまで進んでしまったオタクである。 「BOOK MARK」はもともとフリーペーパーで...
『翻訳者による海外文学ブックガイド BOOK MARK』を読んでいて、ふと思い出したことがある。それは、私が思春期にアメリカのYA(ヤングアダルト)小説をめちゃくちゃ読んでいたということだ。 YA(ヤングアダルト)とは、...