最近飲んだ「南部美人」のエチケットが、とてもスタイリッシュなデザインに変わっていた。上品な赤とゴールドの二色使い。シンプルながら洗練されていて美しい。
以前までは力強い筆の書体が全面に押し出されているもので、これまたかっこよかったのだが、ずいぶん印象が変わり驚いた。
温故知新のリブランディング
デザインの一新に何かきっかけがあったのかな、と公式ホームページをのぞいてみると、「南部美人のリブランディング」というページに行き当たった。
これによれば、「温故知新」をテーマに伝統やアイデンティティを見つめ直し、さまざまな変化に応えるための、「これからの南部美人の決意表明」なのだという。
確かに日本酒は今や「SAKE」として世界的に人気があり、国内でもどんどんすそ野が広がっている印象。エチケットデザインも多様性を見せる中で、老舗であっても改めてアイデンティティを見つめ直すことはかなり重要なのかもしれない。
以前のデザインも好きだったが、今のデザインもいい。時代の変化に合わせつつも、以前のままの「南部美人」の書体を残しているのは、まさに温故知新だなあと感じたのだった。
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