山形「高畠ワイナリー」で楽しむ、国産ワイン



国産ワインの認知度は、ひと昔前に比べるとずいぶん高まっている印象がある。北海道や山梨などのワインは特に評価が高いものが多く、美味しくて思わず感動してしまうものもある。

しかし、日本のワインは北海道や山梨だけではない。島根や山形にもワイナリーがあり、独自の素晴らしいワインをつくって販売している。日本のワインも海外に負けじと、どんどん多様性が広がっているのだ。

ワインのある暮らしを提案する「高畠ワイナリー」

昨夏、「高畠ワイナリー」に赴いた。山形県東置賜郡高畠町にあるワインの醸造所である。1990年に建てられ、長い歴史があるようだ。ワインをつくっている様子を見られるだけでなく、試飲や販売も行っており、山形ワインの魅力を多角的に知ることができる。公式Webサイトによれば、意識的に「ワインのある暮らしや経験(体験)を提供できる『コトづくり』のワイナリー」を目指しているそう。

高畠町は自然豊かな地域であり、ブランド米の生産や、食用のぶどう、ラ・フランスなどの農業が盛んに行われているとのこと。日本は湿度が高く、あまりワイン用のぶどうづくりには向いていないというのが通説だが、高畠のおだやかな気候は向いているのだろう。

外にはぶどうの畑のようなものもあった。広大な土地。

赤、白、スパークリング……種類も品種も多様

高畠ワイナリーでは、じつに多様なワインがつくられている。赤、白、ロゼ、スパークリングなどの定番ワインから、山梨らしいさくらんぼワイン、ラフランスワインなど豊富だ。品種も、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、シャルドネなどの世界で使われている代表的な品種から、国産ワインによく活用されているマスカットベーリーAやデラウェアまで、さまざまである。

いろいろ試飲をしてみたほか、気になるワインは購入して帰ったのだけれど、最も気に入ったのは「生産者シリーズ」の「我妻重晴ヴィジュノアール」。重厚な味わいの赤ワインで本当に美味しかった。

ちなみに、アルコールが苦手な人でもフルーツジュースやサイダー、ワインのケーキや紅茶なども売っているので、ノンアルコールでも楽しめる。ぶどうを含め美味しいフルーツを数多く生産し、精通している山梨だからこそ、こうした商品開発も得意なのかもしれない。

Wolfgang ClaussenによるPixabayからの画像

ワイナリー内で、山形ワインの魅力を堪能する

シンプルにワインを試飲しながら買い物をするのも楽しかったけれど、さまざまなワインにまつわる体験ができたのも嬉しかった。

例えば、ワイナリー内には「ゴッツォナーレ高畠」というフード店舗がある。ピザや地元でつくられたソーセージでつくるホットドッグなどが販売されており、食べ物と一緒にワインを堪能できる。

また、現在は販売しているのか確認できなかったけれど、私が行ったときには「まほろばの貴婦人」という白ワインでつくられたソフトクリームも販売されていて、これが暑い夏にぴったりのデザートだった。果実味とほどよいアルコールを感じられて、美味しかった。

「まほろばの貴婦人」のソフトクリーム

100年構想はつづいていく

同ワイナリーは「100年かけても世界の銘醸地に並ぶ『プレミアムワイナリー』となること」をミッションとして掲げており、 「高畠ワイナリー100年構想」を目標としている。これから長く続いていく日本ワインの歴史の中で、重要なキーワイナリーとなるのかもしれない。

高畠ワイナリー公式Webサイト

オンラインショップ



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