パフェは完璧を意味する「パーフェクト」から来ていると言われている。フルーツやクリーム、ゼリー、ムース……あらゆるデザートがまるっと入っているという完璧さはあるが、最近富に思うのが「見た目の美しさが完璧」ということだ。
表参道のワインバー『EMME(エンメ)』では驚くほど“パーフェクト”な美しいパフェに出会えた。お酒と合う控えめの甘さも素晴らしかった。
まずは温かみのある食事で乾杯
店内は上品で静かな空間。しかし気を張り過ぎずに済むよう、親しみやすいご夫婦が笑顔で迎えてくれる。カウンターに通してもらい、贅沢な時間を過ごすことが出来た。
パフェを注文することは決まっていたが、まずは食事をいただいた。かぼちゃのポタージュやカニクリームコロッケなど、かしこまりすぎないやさしいメニューが印象的だ。
フランスワインを料理に合わせて
同店はワインバーである。やはりここは、ワインをいただこうと好みを伝え、おすすめを伺いながら注文。
普段から好きなサンセールやボルドー、オー・メドックの「ラ・ドモワゼル・ド・ソシアンド・マレ」など複数ワインをいただいた。「ラ・ドモワゼル~」は初めていただいたが、美味しかったのはもちろん、トンボのラベルが可愛らしくて好きだ。
念願のパフェへ! 繊細な組み合わせに感動
ワインも料理も美味しく、楽しくお話もさせてもらって大満足だったが、デザートはまた違った趣があり感動した。栗と柿を使ったパフェは、色や味の組み合わせを徹底的に考えてつくられているのだろう。食べても食べても飽きずに最後まで楽しめた。柿の種が入っていいるたのも、ユニーク!
実のところ、私はパフェを食べきるのが苦手な節があった。食べ終わる頃には味に飽きていたり、お腹がいっぱいになったりしてしまうのである。ある意味挑戦だったので心配もしていたが、完全なる杞憂。ぺろっと平らげてしまった。
きっとパフェは季節によって変わるのだろうし、ワインメニューもそのときどきの仕入れで変化するのだろう。今日はどんなお酒や料理、デザートがあるのかな?と楽しみにしながらリピートできることもまた、『EMME』の魅力だと思った。
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