沖縄といえば、青く美しい海。眺めるだけでも癒されるし、シーカヤックやスキューバダイビング、バナナボートなどなど、入って遊ぶのも楽しい。
観光や一時的な滞在で訪れている私は、そんないいところばかりしか目に入らず、恥ずかしながら海の問題について考えたことなどなかった。
しかし、『おきなわいちば』62号の特集「海辺」にて、「シーグラス」のことを知った。シーグラスとは、海に打ち上げられてきたガラスの破片のこと。割れた瓶などのかけらが海を流れて角が丸くなり、宝石のようにきらきらと光って浜辺に戻ってくる。
シーグラスを拾わずに済む世界が理想
本誌ではシーグラスアーティストの方がアートを作っている話が綴られていたが、その中で、シーグラスは元々誰かが捨てたごみであることや、いつか拾わずに済むようになることが夢、といったことが書かれており、胸が締め付けられた。
ビーチクリーン活動や、作品を通してゴミ問題を伝える展示会なども行っているという。
シーグラス自体は美しく、見ていて癒される。ただ、これをただ美しいものとして見るか、捨てられたごみであることを知って見るかでは、価値観や考え方が変わってくるのではないかと思った。少なくとも私は、知ることが出来て良かったと感じている。
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