駅弁の老舗『大船軒』。イートインできる『茶のみ処 大船軒』で押さない押し寿司



湘南鎌倉『大船軒』といえば、多くの人が知っている老舗の駅弁屋。最も名を知らしめているのは「鯵の押寿し」だろう。しかし、駅弁だけでなく、イートインでも楽しめる『茶のみ処』を知っている人は意外と少ないのではないだろうか?同店では箱詰めされる前の、“押さない押し寿司”を食べることができるのである。

駅弁の老舗『大船軒』について

大船軒の創業は1898年。100年以上も続く老舗中の老舗だ。大船を中心に、鎌倉や藤沢、逗子、小田原、熱海など神奈川近辺、さらに東京、品川、新宿、上野などの都心のターミナル駅でも販売している。

よく知られているのは前述の「鯵の押寿し」だが、それ以外にも商品が豊富。押し寿司は鯛やサーモン、鯖、穴子などがあり、「湘南玉手箱」「しらす弁当」などの地域色を活かしたお弁当もある。あるいは「驛辨 幕の内- えきべん まくのうち-」のような定番もあれば、近年は「台湾風ルーロー飯弁当」なども登場し、ラインナップが楽しい。さまざまな開発を惜しみなくしているからこそ、100年以上も続くのかもしれない。

『茶のみ処 大船軒』で押さない押し寿司ランチ

さて、駅弁ももちろん美味しいが、もし大船まで行くことがあれば、ぜひ『茶のみ処』にも立ち寄ってみてほしい。ここでは歴史ある大船軒の建物の趣を堪能しながら、お茶やランチを楽しむことができる。

おすすめは何と言っても、工場の出来立てが食べられる「鯵の押寿し」。皮が表になっている「伝承 鯵の押寿し」と身が表になっている「鯵の押寿し」がある。

綺麗な皮目が見られる「伝承 鯵の押寿し」

どちらも箱詰めされる前の“押されていない”状態で食べられ、駅弁とはまた違った味わいや食感となっている。 駅弁になる前の状態を見たのは初めてだったので、なんだか不思議な感じがした。

皿の下に敷かれているのは「100年駅弁」のマーク。老舗だからこそ付けられる

2021年3月22日現在、コロナ禍で『茶のみ処』は当面の間休業しているそうだ。駅弁もイートインも今はどちらも大変な時期である。しかしできれば落ち着いたらまた伺いたい。どうか生き残ってもらいたいと願うことしかできず、もどかしく辛い。

湘南鎌倉 大船軒公式ホームページ



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たけの
フリーの編集者・ライター。食関連の書籍・雑誌・Webサイトで活動中。祖父母は定食屋、両親はレストランを経営。飲食店一家に生まれ、食の虜に。美味しい飲食店や料理、食文化・歴史・ニュースなどを発信しています。