コロナ前、両国『麦酒倶楽部POPYE』へうかがった。誰もが気兼ねなく好きなビールを飲み、仲間とのおしゃべりを楽しみ、テーブルはどこも埋まっていた。知らない人とも席が近く、メニューはまわりと貸し借りして笑い合っていた。
あの頃の活気は、いつか戻るのだろうか……懐古的な気持ちで、記録をまとめることにする。
クラフトビールの聖地。種類豊富なビールが揃う
『麦酒倶楽部POPYE』は、国内外のビールを70種以上も楽しめるビアパブ。 「クラフトビールの聖地」という異名もあり、ビール好きが集まるメッカだ。
メニューにはビール名がぎっしりと書かれているうえ、ビールによって温度の管理や注ぎ方、グラスまで変えているとのこと。これを制覇するには、いったいどれくら通えばいいのだろうか……?
さまざまなビールが並ぶ中、ストレージブルーイングのIPA、スルガベイのIPA、伊勢角屋のレッドエール、湘南チョコポーター、ビーイージーブルーイングのIPAなど、気になるものを友人とたくさんいただいた。どれもまったく違う個性を持っていて驚く。
ちなみに一杯目は、名物・ビールタワーで乾杯。自分たちで注ぐビールもまた、美味しい。
値段も手頃、気兼ねない仲間と楽しめるメニュー
おつまみもまた、かなり種類が豊富。ザワークラウト、ソーセージ、ハム、チーズ、フィッシュアンドチップス、ローストビーフ……ビールに合わせたい料理がこれでもかというくらいに揃っている。
それから、牛肉のビール煮、ビールで煮た豚角煮、ビール漬け(お新香)など、ビアパブならではのメニュー、小皿で頼めるおつまみなどもあり、ビールでも迷うのに料理でも迷ってしまうほどだ。
コロナ禍では、大皿の料理をつつくのは難しいが、小分けにすることを前提に、何人かで複数の料理を頼んでシェアするのがおすすめ。
会員特典がスゴイ。これさえあれば無敵
『POPEYE』では会員証を発行することができ、これを持っているとさらに、さらに同店のサービスを楽しめる仕組みとなっている。
会員登録は無料、年会費等もいっさいかからないにも関わらず、会員特典がものすごいのである。まず、毎回会計が3%割引される。そして、毎月届くはがきでそのときに応じた特典を受けることができる。特典は例えば、ピッチャーやビールタワー無料などがあるそうだ。さらに、早めに予約をするとオードブルが付いてくることも。
こうなってくると、一杯目はほとんどタダ(!)で楽しめてしまう……恐るべし会員特典……
現在は新型コロナ対策をしながら営業中
現在はコロナの感染拡大に気をつけながら営業を行っているそうだ。ホームページには今行っている感染防止策について細かく記載されていてわかりやすい。
コロナ前はお客も店員さんも近い距離感のお店だったからこそ、より丁寧に説明してくれているのかなと感じた。
通販も開始!POPYEの自宅で楽しめるメニュー
コロナ禍の今はなんと、テイクアウトや通販も行っている。真空パックで梱包されており、自宅でもお店の味を堪能できる。
ビール煮セット、角煮セット(各4品/3980円税込)などの料理が複数セットになっている商品もあり、友人や家族など複数人でのホームパーティにも良さそうだ。ちなみに、セットメニューは1セットにつき100円、墨田区の医療機関に寄付されるとのこと。地元の“応援購入”的な意味合いが含まれるのも嬉しい。
2020年8月には直営のブルワリーがオープン
2020年8月には同じく両国に直営のブルワリーがオープン。予約すれば見学もできるようだ。ビールがつくられる過程を学んでから、改めてお店で味わってみたい。
みんなで肩を寄せながら楽しむビアパブは、新型コロナウイルスの到来とともに難しくなってしまった。でもビアパブの楽しみは、なんといってもビールである。感染拡大予防を行いながら、今こそ改めて、じっくりと静かにビールを飲みたい。
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