日本橋「コレド室町テラス」内にオープンした『green bean to bar CHOCOLATE(グリーン・ビーン・トゥー・バー・チョコレート)』。ビーン・トゥー・バーのチョコレートを専門としており、中目黒に本店を、福岡や京都に支店を構えている。
チョコレート好きの友人が連れて行ってくれ、イートインもできるとのことで一緒に味わってきた。そこで新たなチョコレートの楽しみ方を見つけることができたので、ここに記しておこうと思う。
カカオと砂糖のみでつくられた日本製のチョコ
『green bean to bar CHOCOLATE』は、その名の通り、カカオ豆がチョコレートになるまでの全工程を併設のファクトリーで行っている。カカオ豆を選別し、一つひとつ時間をかけて丁寧に仕上げ、手作業でパッケージに包んでいるそうだ。
使用する材料はカカオ豆と砂糖のみ。実にシンプルながら味わい深いチョコレートをつくり出している。
国内で一から製造しているからこそ、パッケージには和紙を活用するなど、とことん「日本製」にこだわっている。また、和紙はチョコレートによって異なるデザイン。浮世絵のような波模様や市松模様などがあり、どれも粋で美しい。
参考:『green bean to bar CHOCOLATE』のラボラトリーについて
チョコレートが一つ一つ、美術品のように並ぶ
店内に入ってまず感じたのは、チョコレートがまるで美術品のように美しく並んでいるということ。それぞれの商品が丁寧に置かれ、その横には味わいや産地の解説、もとになっているカカオ豆の実物、さらに試食用のチョコレートが並べられている。
各パッケージをじっくり眺め、解説を読み、気になったものは手にとって試食してみた。美味しいと感じたものがあったのはもちろん、「なるほど、これはこんな味がするのか」と勉強にもなったものもあり、巡るのが楽しかった。
イートインでチョコ×日本酒ペアリングを楽しむ
同店にはカフェが併設されており、エクレアやタルトなどのチョコレートを使ったデザートやチョコレートドリンク、あるいはチョコレートのおともにぴったりなコーヒー、カカオほうじ茶などのドリンクが楽しめる。
印象的だったのが、お酒のラインナップがあること。確かにチョコレートはお酒とも相性がいい。ワインやシャンパーニュなどが並ぶ中、なんと日本酒もあった。
店員さんにいろいろ聞きつつ、餡子入りのチョコレートと、これに相性が良いという「三井の寿」を注文。
日本酒でありながらワイン酵母で作っているからワインのような香りと味で、チョコやあんことも相性がいい。正直にいうと甘い日本酒は少し苦手だったのだが、チョコレートとペアリングともなると相乗効果があり、とても美味しかった。
チョコレートを美味しく味わうのはもちろん、学ぶことも、新しい発見をすることもできて大満足。またぜひ、うかがいたい。
green bean to bar CHOCOLATE 公式ホームページ
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