「屋根裏」にはロマンが詰まっている、気がする。連想する言葉は人それぞれだが、例えば、秘密基地、宝物を隠す場所、思い出をしまっておく場所……いずれにしてもどこかノスタルジックで、わくわくしてしまう言葉ではないだろうか。
浅草橋の『yaneura』はまさに名前の通り、大人の隠れ家を体現した場所であるように思う。小ぢんまりとした空間に、アンティーク調の家具や雑貨が並んでいる。ここでは、ジャンルにとらわれない無国籍料理を密やかに楽しむことができる。
料理はおまかせ。イメージをリクエスト
メニューはおまかせのみだった(※2021年訪問当時)。おなかのすき具合や食の好みに合わせてつくってくれる仕様だ。このときは食事後の二次会がてら立ち寄ったので、「おつまみ的なものがほしいです」とお願いしたところ、カルパッチョやチーズのムースなどを用意してくれた。どれもとても美味しく、お酒にとても合う。
旨味を感じるトマトのサングリア
ドリンクは、スタンダードなものがきっちり取りそろえられている印象だった。お酒を飲みたい人もそうでない人も楽しめるのではないかと思う。
二次会なので、なにかデザート的な飲み物でもとメニューをめくっていると、トマトのサングリアを発見。珍しいので注文してみた。トマトならではの旨味があって、味の深みが増している。
コロナ禍で店員さんとのコミュニケーションがなかなか取りづらいが、好みや欲しい分量を話しながら注文するのは新鮮で、何が出てくるんだろうというわくわく感もあって楽しかった。今度はぜひ、食事メインでうかがってみたい。
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