「おやつ」という響きにはどうも弱い。特別甘いもの好きというわけでもないが、疲れた体に沁み渡るおやつの時間、フォルムのかわいらしい菓子類、ともにいただくコーヒー、紅茶……おやつはいつも、心躍るものである。
スーパーやコンビニ、出かけ先でふらりと買うのももちろんいいけれど、いろんな本を参考に「おやつ探しの旅」に出るのも、悪くない。
ELLE gourmet 2019年3月号「ずるい(くらい魅力的な)おやつ」
2019年3月号の『ELLE gourmet』のテーマは「ずるい(くらい魅力的な)おやつ」。ケーキやドーナツ、クッキー、和菓子などの王道、素朴で親しみやすいものから、近年新たに注目されているトレンドスイーツ、自宅で作れるレシピまで、種類豊富なおやつを知ることができる。
大好きなドーナツやホットケーキの名店、見るだけでうっとりするクッキー缶の数々は実際に行ったり、購入したりして楽しんだ。
にっぽん全国おみやげおやつ 甲斐みのり
全国津々浦々にある可愛くて美味しいおやつたちをかき集めた一冊。これから旅を検討している人はもちろん、お取り寄せできるものもあるので、家で楽しむ場合にも参考になる。
本書にて私が恋に落ちたのは、オカシヤ キイロの「週末シトロン」。フランス菓子の「ウィークエンドシトロン」が由来らしい。京都の「Subikiawa食器店」がデザインしたというパッケージがとってもかわいいほか、檸檬の形も印象的。
あるいは「松宗菓子店の11ぴきのねこたち」。絵本でおなじみの、11ぴきのねこの練り切り。顔の形になっていて表情豊かで可愛らしい。ちらっと調べてみたところ、なんとふるさと納税でも手に入るらしい!
ちなみに、廣榮堂武田のきびだんごのデザインが変わっていることを、本書にて知った。以前は五味太郎さんの優しいイラストだったが、今はイラストレーターのNoritakeさんによるお洒落な桃太郎。時代の移り変わりを感じるなあ……どちらも別の魅力があって好きだ。
おやつはいつだって、私をわくわくさせてくれる存在である。見た目のかわいらしさ、愛おしさはもちろん、頬張ったときの幸福感がたまらない。今後もまだまだ、おやつ探しの旅を続けていきたい。
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