夏の庭のサラダ、ぺリメニ、若いポテトの料理……新たに知った「ロシア料理」――『料理=高山なおみ』

ボルシチ、ピロシキ、ビーフストロガノフ……私のロシア料理の知識は少ない。美味しい料理がもっとあるに違いないのに、そのほとんどを知らずに生きてきた。

そんな中、高山なおみさんの『料理=高山なおみ』を読み、たくさんの新しいロシア料理に出合うことが出来た。まさかロシア料理が載っているとは思わなかったので、一層興味深く拝見したのだった。

爽やかな「夏の庭のサラダ」

塩をまぶしたパプリカやきゅうり、トマト、玉ねぎなどに、ヒマワリオイル、ビネガーを和えたサラダ。仕上げにディルと細ねぎを、野菜が隠れるほどにたっぷりとのせるそう。

高山さんがロシアのとあるご家庭で食したメニューのようだが、なんとも爽やかな料理である。

シンプルながら、「野菜はどれも新鮮で味が濃く、酸っぱすぎもせず、油っぽくもない。とても食べやすいサラダだったので、何杯もおかわりしました」といい、パクパク食べられそう。

味付けがビネガーということもあって「少しだけしんなりした歯ごたえが、日本の浅漬けを思わせる味」(p.79)とのこと。日本でも簡単に作れそうなので、ぜひ試してみたい。

ゆで餃子「ぺリメニ」

ロシアのゆで餃子「ぺリメニ」。レストランやシベリア鉄道の線路沿いで売っているものを食したと書かれていた。ちょっと調べてみると家庭でも作る料理なのだそう。具材は肉やじゃがいも、玉ねぎ、キャベツなど。

具は肉入りよりも、つぶしたじゃがいもやほんのり酸味のある発酵キャベツを包んであるものが好きで、具が何かを尋ねるために、ロシア語の「カルトーシュカ=じゃがいも」と「カプースタ=キャベツ」をいち早く覚えたほどです。

『料理=高山なおみ』p.79

なるほど、野菜だけのものもあるのか。皮も分厚く、日本の餃子とは全然違う印象。それにしても、餃子はいろんな国にあるのだなと感心する。

煮っころがし的存在「若いポテトの料理」

じゃがいもを塩でゆで、バターで炒める料理。直訳すると「若いポテトの料理」というらしい。

レストランではじめて食べたとき、通訳さんは「若いポテトの料理」と訳していました。そのとき私は「若いポテト」という響きのなかに、新じゃがが出まわる夏の訪れを、それはそれは心待ちにしているロシアの人たちの心を感じました。

『料理=高山なおみ』p.79

ちなみにレストラン以外にも線路沿いの店などでも売っていて、ロシア人にとっては割と馴染みのある料理のよう。高山さんのレシピでは、「『里いもの煮っころがし』に匹敵するロシアの国民食かもしれない」と考えたことから「新じゃがのバターころがし」と名付けられていた。

今回学んだ料理は、どちらかというと日本人にとっても馴染み深いものが多かった。ロシア料理は専門店に行かないと食べられない気がしていたが、自宅でも作れそうで嬉しい。今度チャレンジしてみよう。



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