気がつけば、栞が増えている。何冊かを並行して読んでいることもあり、そこかしこに挟んでいるせいだ。栞はいくつあっても足りない。そして、それを言い訳にたくさん集めてしまう……
いつのまにか私の元に集まってきた栞たちは、実に多様。自分で買ったものはもちろん、本に付録としてついていたもの、プレゼントでもらったもの……たくさんの栞に今まで出会ってきた。その中から最近愛用しているものを、いくつか紹介したい。
桂樹社「和紙文庫」の栞

富山にある紙の工芸館・桂樹社「和紙文庫」で購入した栞。ぱきっとした赤と水色が眩しい。レトロかわいいデザインも気に入っているが、何より和紙の質感が手になじんで心地よい。色やデザインはほかにもたくさんあって、どれにしようか悩んだことを覚えている。栞は訪れた場所の記念としても、気軽に買える点が好きだ。
シェイクスピア「グローブ座」の栞

イギリスでシェイクスピアの劇場「グローブ座」を訪れた際に購入。とぼけた顔のシェイクスピアがかわいい。
中心には名作『じゃじゃ馬ならし』の本にまつわるセリフが書かれている。ほかの作品のセリフがあれば集めたいが、なかなか行く機会がないので悲しい……この栞を見ていると、グローブ座のあまりのすばらしさに感極まった自分を思い出す。
栞文庫ayaさんの「本好きあるある栞」

本好きあるあるが描かれている、栞文庫ayaさん作の栞。いくつか種類があって、私は「積み過ぎ注意」「図書館に住みたい」を選んで購入した。ほかの栞も本好きなら共感できる“あるある”が盛りだくさんで面白かった。挟む度に、つい笑みがこぼれる癒しの栞。
京都『裏具』の栞

京都の文具店『裏具』にて、ブックカバーとともに購入。渋くて和のような、エスニックのようなデザインが好き。栞は何枚かセットになっているのだが、今我が家の各本へと散り散りに冒険に出てしまっている……日本やアジア系の文学を読むときに使うと雰囲気が出る(気がする)。
ここ最近はなかなか栞を買う機会に恵まれていないが、今年は外に出かけ、旅先で好きな栞を買いたい。気軽に外出できる日は、いつくるのやら……
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