京成立石の居酒屋『ブンカ堂』。緑色の暖簾と、レトロで可愛らしい外観が特徴的だ。『BRUTUS』の表紙にも掲載されたことがあり、見たことがある人も多いのではないだろうか。
この日は、久しぶりに会う友人としっぽりと乾杯。知らない人たちとカウンター席にぎゅっと並びながら、楽しいひと時を過ごした。
ビール、日本酒、ワイン……好きな酒で気軽に乾杯
『ブンカ堂』はお酒がバランスよく揃えられていて、「何を飲んでもいいよ」と促されている感じがする。まずはビールで乾杯したが、その後私は日本酒、友人はワインと思い思いに好きなものを楽しんだ。
まわりの人たちも、サワーを飲んでいる人もいれば、焼酎やカクテルを飲んでいる人もいる。こぢんまりとしたコの字型のカウンターに年齢も性別もばらばらな人たちが揃い、好き好きに食べ、飲み、話し込んだり一息ついたりしている。
でもなぜか、みんな同じ温度感で楽しんでいる気がするのだ。 同じ空間を共有している、安心感のようなものがあった。
丁寧につくられたおつまみたち
お酒はもちろん、とにかくおつまみが手頃でとても美味しかった。今回は、ホタテの酢みそがけ、浅漬けのヨーグルト和え、サバの水煮ねぎ塩レモンたれなどを注文。ありそうでないアイデアがたくさん詰まっているのも素敵だ。
いちばん好きだと感じた料理は、サバの水煮。ねぎだれがたっぷりで極旨。ビールにも日本酒にもぴったりである。
器がかわいい。一つひとつにこだわりが見える
それから、器が個性的でかわいらしいものばかりだったことも印象的。「次はどんな器に盛りつけられてくるのだろう?」と、次第に楽しみになっていった。
和のデザインもあれば、洋風のもの、キャラクターのものもある。これらもまた、ジャンルがさまざまであるのに、なぜか並ぶと統一感がある。
徳利もとってもかわいかった、、、日本酒は『群馬泉』をいただいたが、お酒の少し黄色がかった色が際立ってきれいだった。
本当に居心地のいい酒場で、去るのが名残惜しかった。今回は夜の時間帯から伺ったが、午後3時から営業しているそうなので、次はぜひ昼飲みに行きたい。
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