「Meets Regional」388「ふたり居酒屋」で居酒屋サシ飲み熱が高まる

お笑い芸人・銀シャリお二人の表紙があまりに素敵で、ずっと買おう買おうと思っていた「Meets Regional」388号「ふたり居酒屋」(2020年12月号)。欲しいものリストに入れたまますっかり失念していたものを、ようやく購入。

ええ! 今さら!? という声が聞こえてきますが、気にしません。だって欲しかったから!!

別々に、好きなものを頼む心地よさ

「Meets Regional」は、京阪神エルマガジン社が出版する関西のローカル誌。今回の特集は「ふたり居酒屋」ということで、居酒屋にワインバー、洋食屋、和食屋と、少人数で行きたくなる関西の名店がたっぷりと載っている。現在は東京在住のため、すぐに行けないのがもどかしい……

名店紹介も見どころだが、個人的なお気に入りはやはり、銀シャリの巻頭トークだった。「ふたりっきりでは年イチは必ずサシ飲みしてます」という二人はなんだか微笑ましい。長年の仕事の付き合いがあっても友達としてご飯に行くなんて、いい関係性だなあと思う。

面白かったのは、二人が全く料理をシェアしないという話。橋本さんが「鰻のお銚子を僕ももらったりするんですけど、料理に関しては彼はシェアという概念がないです。最初にご飯頼むんですよ。それとホッケ焼いたやつとかな」(p.11)と語っていた。

私は居酒屋において、基本的に人とシェアをするタイプの人間である。ただ、この話を読んで、別々に好きなものを頼むってちょっと楽しそうでは、と思った。初めからシェアをしないと決めていた場合、おそらくだが相手も私も、頼むメニューが変わるはず。居酒屋の新しい楽しみ方が見つかりそうな気がするのである。

コロナ禍に入って大人数の飲み会は極端に減ったが、代わりに誰かと濃密に話す機会は増えたように思う。私としては、それは結構嬉しいことでもある。本誌を読んだ今、私の中でふつふつと、居酒屋サシ飲み熱が高まっているのだった。

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襟田 あいま
食べること・読むことがとにかく好き。食と本にまつわる雑感を日々記録しています。