「料理の段取り力」を上げるためのコツ。楽しく、自分らしく料理する術を本から学ぶ

毎日料理をし始めて、もう何年にもなる。始めた頃は段取りも悪く、献立を考えるのにも一苦労。時間も無駄な手間もかかりまくり。ようやく最近になって、少しは段取りよくなり、自分らしく楽しく料理をできるまでにレベルアップした。

慣れや日々の挑戦の結果もあるけれど、やっぱり一番は、たくさんの本たち、つまり経験豊富な先生たちに学んできたからかもしれない。

できるときにちょっとした準備をする

段取りよく料理をすることは、「余裕がない」「しんどい」自分を少しでも助けてあげることに繋がる。

『「おいしい」の、段取り』の中で坂下真希子さんは、つねに冷蔵庫に下ごしらえした食材を用意していると語っていた。簡単な味つけをすれば、帰宅後30分で夕食が完成するそうだ。最初から常備菜を作ろうと考えると難しいが、野菜を茹でておく、切っておくくらいであれば、時間が無い中でもやっておける。

私もこれは実践している。下処理する時間もなければ、冷凍野菜を買っておくのでもいいと思う。時短になるのはもちろん、「家にアレがある」という安心感は、料理のハードルを下げてくれる。

寿木けいさんもまた、『わたしのごちそう365』の中で「朝10分のちょい仕込み」を大事にしていると語っていた。野菜を刻んでおく、肉に下味をつけておくなどの一手間が、夜の疲れた自分を救ってくれるのである。

キッチンまわりを少しずつアップデートする

先の『「おいしい」の、段取り』の中で不動美穂さんは、「こうしたらもっと使いやすいかも?」を日々更新することが大事だと語る。理にかなった収納は、段取り力をグッと高めてくれるからだ。

料理家の有元葉子さんも『毎日すること、ときどきすること。』の中で似たことを仰っていた。大掛かりな模様替えは大変だが、気づいた時に少しずつ改善するという方法であれば、ハードルも下がる。

とはいえ、キッチンを上手に活用しようとすると、どうしても「がんばらなきゃ」という気持ちが先行することもある。そんな中『暮らしを育てる台所』にて手づくり暮らし研究家 美濃羽(みのわ)まゆみさんは、逆に自分の短所を受け入れたうえでキッチンを改善していた。

苦手なところを直そう、がんばろう、という方向ではなく、『見えていないと忘れちゃう』とか、『ラベリングにこだわると続かない』とか、『自分のアカンところ』を受け入れたら、前向きになれました。それからですね、工夫するのが楽しくなっていったのは

「別冊天然生活 暮らしを育てる台所」p.57

まさに「頑張ろう」「直そう」としていた頃だったので、ハッとした。思い返せば、面倒くさがりの私が無理をして続いたことなんて一度もない。自分の性質に合ったやり方を探し、少しずつでもいいから楽しんで取り組むことが大切なのである。

段取り上手な人の動きを参考にする

作り置きをいろいろ試していた頃、一番参考にしていたのがnozomiさんの『つくおき』だった。手間は少ないのに美味しいおかずがたくさん紹介されており、忙しい中でもなんとか夕飯やお弁当を作ることができた。

本書では、平日のお弁当+夕食分をまとめて作り置きする方法と具体的なレシピが掲載されている。週末にメインのおかずを3~4品、サブのおかずを6~10品作り、組み合わせを変えながら食べるシステムだ。

ありがたいのは、1週間分のおかずを作り終えるまでのタイムスケジュール例が記載されていること。どの料理から作り始めればいいのか、待ち時間に何をすればいいのかをきっちりと書いてくれているので、作り置きの段取りを知ることができる。

あるいは、先述の寿木けいさん『わたしのごちそう365』では、日々の献立作りに重要な「料理筋」の作り方、味つけの選択肢をまとめた「献立マトリクス」、リアルな晩御飯メニューと段取りを記した「ある日の段取り」が紹介されており、こちらもかなり参考になった。段取り上手な人の考え方とアイデアを学ぶことが、段取り上手になる近道かもしれない。

今は料理のハードルもだいぶ下がり、「この時間でこの材料ならこれができるな」とスムーズに考えられるようになった。効率が良くなったというよりは、いろんな情報を参考にしつつ「自分に適した心地いいやり方を見つけられた」という方が正しい。これからも楽しく自分らしく料理を楽しみたいので、アップデートできるところがあればどんどんしてきたいなあ。

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食べること・読むことがとにかく好き。食と本にまつわる雑感を日々記録しています。