最近、「『エモい』の意味をどう説明するか?」という話をした。音楽のジャンルとしての「エモ」=emotionalから来ているだろうから、「心が動く」とか「感情的」とか……あるいは、そこから踏み込んで、「懐かしい」「ノスタルジー」「郷愁」などの言葉も、個人的には思い浮かぶ。
そしてそういう意味で言うならば、「中華そば」は私の中で、完全にエモい。別に昔からすごく食べていたとか、何らかの思い出があるわけでもない。なのに、なぜか懐かしさを感じるし、見るとちょっとノスタルジーな気持ちになるし、心が動いてつい注文してしまう。
コレド室町テラス内『鯛塩そば 灯火』でも、名物の鯛塩そばと悩みに悩んだ結果、「昔ながらの中華そば」をチョイスした。
濃いめのだし、細麺、シンプルなトッピング
カウンター席に座ってしばらくして、出てきた中華そばが、本当に「昔ながらの」でほっとする。これこれ、これが食べたかったんだよ!という気持ちになる。昨今のこだわりの詰まったラーメンももちろん大好きだが、ときどき立ち返りたくなる、シンプル・イズ・ベスト。
細麺、濃いめのだし、メンマ、チャーシュー、青葱。この見慣れたデザインの器もなかなかエモい。というか、この器、家に欲しい~!!!
買い物ついでにたまたま見つけて立ち寄って、思いもよらぬ「エモ」を摂取したのであった。
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