「食×絵画」を学べる本まとめ。食卓、食べ物を描く、歴史的・文化的意義と魅力を探る
食と芸術は密接につながっている……と思う。特に絵画では、世界中で食べ物をモチーフにした作品が描かれている。私はこれらがどうやらかなり好きらしく、美術展で見かけると、気が付けば立ち止まって見惚れている。 それが転じて、食と...
食と芸術は密接につながっている……と思う。特に絵画では、世界中で食べ物をモチーフにした作品が描かれている。私はこれらがどうやらかなり好きらしく、美術展で見かけると、気が付けば立ち止まって見惚れている。 それが転じて、食と...
沖縄に縁があり、定期的に訪問するようになってから、沖縄料理も沖縄ならではの食材や食品も、大好きになった。それゆえに、もっと知りたいという気持ちが先行し、しょっちゅう沖縄の食文化にまつわる本を読んでいる。 まだ見ぬ沖縄料理...
食×アートには弱い。美術館に行って食卓の風景の絵画を見つけると、気がつけばじっと立ち止まって、眺めている。思うに、私は食べ物を「美味しい」とは別に「かわいい」「美しい」などの感情で捉えることも多いからかもしれない。その証...
林綾野さん著『浮世絵に見る江戸の食卓』は、浮世絵に描かれた食べ物から食文化を紐解く一冊である。 本書を読む前は「作品に描かれているものだから、きっと豪華な貴族の食事なんだろうな」と勝手に思っていたのだが、いざ目を通してみ...
食品サンプルはもはや、立派な日本文化の一つのように思う。海外から食品サンプルを作ってみたくてやって来る、という話もよく聞くし、精巧に出来上がったものを見かけると「これはすごいなあ」と感動もする。しかし。しかし、である。 ...
細川亜衣さんの『料理集 定番』にて「ストゥファート」の話があった。初めて聞いた名前だったが、どうやらイタリアのシチューを指すらしい。と言っても、日本で食べられているものとは、若干作り方が異なるようである。 もともとは、鍋...
「町中華」ブームをひしひしと感じている。懐かしのメニューと味、昭和を感じるレトロな雰囲気……若い世代にとって逆に新鮮であることは確か。私も好きです、特に町中華飲みは最高。 ……とは言っても、町中華って本当に“町に何気なく...
細川亜衣さんの『料理集 定番』を読んでいたら、「電鍋」という道具に出合った。 どうやら家電の一種らしく、一台でさまざまな料理ができるとのこと。本書によれば「一家に一台」と言われるほど普及しているらしい。内釜に水を張り、食...
中華料理と言えば、中華鍋とスパイス、たっぷりの油、そして勢いのある強火でザッと豪快に炒めるイメージ。ところが、料理家のウー・ウェンさん著『料理の意味とその手立て』によれば、それは飲食店の味であり、家庭ではもっとシンプルで...
ずいぶん前に、母からシリコン製のタジン鍋を貰った。 タジン鍋の知識など全く持ち合わせていなかったが、何となく「蒸すのに便利らしい」くらいは知っていて、まあ、何かには活用できるか、と素直に受け取った。今思えば、母もよくわか...