私が好きな「動物」がテーマのマンガ・小説。心温まるやりとり、風刺、ファンタジー
特にこだわって読んだ記憶はないのだが、気が付けば動物が主役であったり、動物とのやり取りをテーマにしたような作品をよく手に取っている。人間同士では表現できないコミュニケーションや風刺、ストーリーなどが展開されるのが、好きな...
特にこだわって読んだ記憶はないのだが、気が付けば動物が主役であったり、動物とのやり取りをテーマにしたような作品をよく手に取っている。人間同士では表現できないコミュニケーションや風刺、ストーリーなどが展開されるのが、好きな...
ジョン・ウィリアムズの小説『STORNER(ストーナー)』を読み始めて数ページ、あまりの読み心地の良さにため息を漏らした。なんて美しい文章なんだろう。一瞬一瞬の光景が鮮明に浮かぶ、緻密な描写。それらから浮かび上がるキャラ...
『レ・ミゼラブル』『三銃士』『椿姫』……フランス文学は日本でも数えきれないほどの作品が親しまれ、愛されている。かくいう私も、大好き。好きな作品は数知れず。 『フランス小説移入考』ではフランス文学が日本に浸透し始めた成り立...
『今日は誰にも愛されたかった』では、詩人の谷川俊太郎さん、歌人の岡野大嗣さん、木下龍也さんが順番に詩と短歌を読み、「連詩」を作っている。この連詩という形式、特に詩と短歌が組み合わさったものを、人生で初めて読んだ。各作品を...
子どもの頃に『ジョージと秘密のメリッサ』に出合うことができていたら、私の人生はどうなっていただろう。今よりもっと想像力が広がって、今よりもっと、誰かに優しく接することができていたかもしれない。 同書は児童向けであるが、大...
私は目に見えないものを信じられない質である。しかし、本の世界に飛び込むといつのまにか、「いや、そういう存在もいるかもしれないな」とついつい思ってしまう。私もいたのだろうか、『パレード』に登場する天狗のような存在が。 子ど...
『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』は、小学生のかのこちゃんとその飼い猫・マドレーヌ夫人の物語。子どもの視点と猫の視点が交互に現れ、不思議で愉快な世界観を繰り広げている。 笑ったり、ふむふむと感心したり、しまいには目頭が熱く...
偶然「ウィンダミア卿夫人の扇」を読む機会があり、初めてオスカー・ワイルドの劇作品に触れた。その後、同時収録されている「サロメ」「まじめが肝心」を読み、見事にその面白さに取りつかれた。 特に喜劇。ワイルドに喜劇作品があるな...
『海に住む少女』を読んでいるとき、ずっとふわふわとどこかをさまよっているような気分だった。とにかく世界観がとても不思議なのである。生きているもの、死んでしまったもの、人間、動物、概念までもが登場し、優しい文章で綴られてい...
最近になって、100年以上続く仕事ってたくさんあるんだなあとしみじみ感じる。何もサグラダファミリアのような大建築だけではなくて、製品やサービス、至るところに人の一生だけでは完成しないものが溢れている。 辞書の編纂もまた、...