沖縄の味噌「あんだんすー」。豚肉と味噌で作る、昔ながらの甘辛常備菜
「あんだんすー」は沖縄の味噌。現地の方言で、「あんだ」は油、「んすー」が味噌のことを指すらしく、私の知っている県民の方々は皆「油味噌」と呼んでいる。 ほかの家庭はどうかわからないのだが、私のまわりは、昔はおばあちゃんが作...
「あんだんすー」は沖縄の味噌。現地の方言で、「あんだ」は油、「んすー」が味噌のことを指すらしく、私の知っている県民の方々は皆「油味噌」と呼んでいる。 ほかの家庭はどうかわからないのだが、私のまわりは、昔はおばあちゃんが作...
最近、何かと海外移住を考える。どこでも仕事ができる時代に突入したし、なかなか変わらない日本の政治には、疲れてきちゃう……そんなわけで私はもちろん、「だったらもう海外に住んでしまったほうがいいのでは?」と考える友人たちも増...
コロナ禍の規制が少しずつ緩和されて、街を歩いていると外国人観光客もよく見かけるようになった。じっと自粛に耐えてきた人たちも、今年こそは旅に出ようと考えていたりするかもしれない。かくいう私も、気軽な旅行をしたいなあと検討中...
トーストやホットケーキにバターを塗っているとき、料理にバターを使うとき、ふいに「バターだけ食べたいなあ」と思うことがある。レーズンバターは大好きだし、バター風味のおやつにも目がない。自覚はあんまりなかったけれど、私は実の...
今井夏美さんの『いい日だった、と眠れるように 私のための私のごはん』。今井さんの日常生活で作っているお料理のレシピたちと、食卓まわりの話を綴ったエッセイがまとめられている。「『食いしん坊』と言われ続けた人生」(p.2)(...
一度読んでみたいと思っていた『魯山人の料理王国』をついに手に取り、読了した。北大路魯山人氏の、70年という長い料理生活の中で培った料理哲学、料理を通して考えた人生観を語り尽くした一冊。 「こういうのはダメだ」「これはまず...
鎌倉・長谷の『THE CIRCUS』は、チーズケーキとアラゴスタの専門店らしい。チーズケーキはよく知っているが、アラゴスタとは……? というわけで、お邪魔して食べてみることにした。 アラゴスタはどうやら、イタリア語で「伊...
伊藤まさこさんの『おいしいってなんだろ?』のまえがき、「できたら、なるべくたくさんのおいしいを味わって死にたい」という言葉には、全面同意。「おいしい」はいつだって楽しくて、嬉しくて、幸せ。生きているうちに、できるだけ味わ...
もう何の本だったか忘れてしまったが、オムレツにまつわる話を読んでいたら、石井好子さんのエッセイ『巴里の空の下 オムレツのにおいは流れる』が登場した。オムレツと言えばこの本、というような記載で、いったいどんな本なんだと気に...
誰かの偏愛は、新しい発見だらけ。自分と違う趣味趣向であっても、面白そうで面白そうで……ついつい顔を突っこんでしまう。 野村麻里さん編『作家の手料理』はさまざまな作家の食にまつわるエッセイをまとめたアンソロジーである。思い...