『もじモジ探偵団』でフォントの不思議を辿る。よく見るあの文字の意外な歴史
言葉が好きである。が、言葉のデザインやフォントについて考えたことはほとんどない。好きなフォントはあれど、よくワードに使われているものくらいしか知らない。 しかし、どの文字のフォントも、いろんな議論が行われた中で生まれたも...
言葉が好きである。が、言葉のデザインやフォントについて考えたことはほとんどない。好きなフォントはあれど、よくワードに使われているものくらいしか知らない。 しかし、どの文字のフォントも、いろんな議論が行われた中で生まれたも...
ウー・ウェンさんの著書『料理の意味とその手立て』は、食材や調味料の扱い方から調理法の基本、具体的なレシピに至るまで、ぎっしりと情報が詰め込まれた料理指南書。特徴的なのは、「中国の家庭料理」という観点から解説がなされている...
吉本ばななさんの小説『彼女について』は「魔術」「呪い」「宗教」などの目に見えないものがキーワードとなっている。目に見えないものを信じること自体はもちろん悪ではない。しかし、それに振り回され、苦しみ、悲しい事件が巻き起こっ...
クラリッサ(=ダロウェイ夫人)を取り巻く1日を記した小説『ダロウェイ夫人』。彼女がパーティを開くために準備をする中で、自分の暮らしや人生やパートナーについて思いを巡らせ、自分なりの価値観を示していく。 また、クラリッサが...
コンビニで働く人の話かなあと思い、読み始めた。確かに、そうだった。そうだったが、想像の斜め上を行くとんでもない作品であった。「コンビニで働く」という一つの軸を元に、無意識に社会的価値観に沿って生きる人々、それを受け入れら...
ちゅ・る・ちゅ・る・うまうま~……♪ 地元を離れてもう20年近く経つというのに、ふとしたときに『若鯱家』のCMソングを口ずさんでしまう。キャッチーでリズミカル、キュートな擬音語も大好きな私である。 年末年始に帰省した際、...
本当に読むに価いするものは、多くの場合、一度読んだくらいではよくわからない。あるいはまったく、わからない。それでくりかえし百篇の読書をするのである。時間がかかる。いつになったら了解できるという保証はない。 『読みの整理学...
細川亜衣さん『朝食の本』は、朝ごはんのレシピ本。いろんな国を訪れた際の記憶とともに、各国の食文化も取り入れていてユニーク。朝ごはんはシンプルなものも多く、献立の広がりもさほどないかなと思い込んでしまっていたのだが、全くそ...
林綾野さん著『浮世絵に見る江戸の食卓』は、浮世絵に描かれた食べ物から食文化を紐解く一冊である。 本書を読む前は「作品に描かれているものだから、きっと豪華な貴族の食事なんだろうな」と勝手に思っていたのだが、いざ目を通してみ...
年末年始、実家にいつもより人が集まることになったので、満を持して吉田類さん監修のおせち「おつまみ玉手箱」を注文した。いや~、ずっと食べたかった。コロナもあってなんとなく買いそびれ続けていたので、念願!!! 可愛らしいイラ...