気になる言葉を探し、集める喜び――『ことばの扉をひらく』再読で考えた、個人的言葉収集癖
自宅の本棚をなんとなく眺めていて、ふと「かえるの学校」さんの『ことばの扉をひらく』が目に入った。ずいぶん前の文学フリマで購入したもので、校正教室の生徒さんたちが気になる言葉を一つずつ選び、辞書から意味を引用しつつ、オリジ...
自宅の本棚をなんとなく眺めていて、ふと「かえるの学校」さんの『ことばの扉をひらく』が目に入った。ずいぶん前の文学フリマで購入したもので、校正教室の生徒さんたちが気になる言葉を一つずつ選び、辞書から意味を引用しつつ、オリジ...
ZINE。同人誌やリトルプレス、ミニコミといった呼び名でも知られる本。私も文学フリマのようなイベントや個人経営の本屋さんなどでたびたび購入している。一般的な書籍とは異なる個性があり、読むのが楽しい。 とはいえ、「ZINE...
以前勤めていた編プロのデスクは、いつもゲラまみれだった。しまうところがなくてデスクの上だけでなく、デスクの下、ロッカー、さまざまなところに積んでいた。 今はWebでのやり取りが増え、あの頃のように大量の紙に埋もれることは...
「CDT」は形といいデザインといい、飛び出している留め具(コレクションするのに便利!)といい、インパクトのある見た目をしている。表紙は紙を切り貼りしたコラージュのようになっていて「なんだこのZINEは!?」と一気に吸い寄...
「なnD」7号、小さいサイズながら内容が充実しまくっていて、かみしめるように読んだ。面白かった~!! 書きたい感想は山ほどあるが、今回は特に印象的であった、西山敦子さんと近代ナリコさんの対談「ケイト・サンブレノ『ヒロイン...
東京メトロのフリーペーパー『メトロミニッツ』が、2021年にリニューアル。「ローカリズム」の名を掲げてスタートした。第2回目に配布された特集は「リトルプレスで旅するローカル」。地方で制作されているリトルプレスから見えるロ...
とあるトークイベントに参加した際、『LOCKET』という“独立系旅雑誌”に出合った。手に取ったのはvol.3。透明なプラスチックのような表紙にイエローのロゴ、異国の写真の表紙。どれをとっても新鮮で、興味を惹かれて購入した...
最近、同人誌をよく読んでいる。リトルプレスやZINEなどといった呼ばれ方もされているものもあるが、いわゆるインディーズというか、一般流通とは違うところで販売されている本の数々のことだ。 なんとなく同人誌と聞くと、アニメや...
meri-kuuのZINE『夢に見るほど日々だった』は、毎日の小さな出来事を短歌にして記録した歌集だ。誰しもの生活の中に何げなくあるモノや、家事や食事といった日常に欠かせない行為が、そのときどきの感情とともに鮮やかに切り...
『僕の休日は誰かの平日』は、いろいろな人が「8月8日」の日記を書いたアンソロジー。 日記って本当に個性が出るんだなと、改めて思う。皆同じ一日を書いているのに、出来事や感情がそれぞれに違うのはもちろん、書き方も分量もさまざ...