高校生、スヌーピーの漫画を翻訳し続けた日々。英語の先生との思い出を辿る

本屋でスヌーピーの名言集を見かけた。

スヌーピーの言葉はこれまでも多くの人の胸に響いてきただろうし、これからの時代にも求められているんだなあとぼんやり思いつつ、ふと、高校生の頃の出来事を思い出した。

高校生の頃、英語の授業で毎回、スヌーピーの漫画を読んでいた時期があった。当時の先生が授業のたびに、四コマ漫画1回分を読む時間を設けてくれていたのだ。

そのとき、翻訳家になりたいなとぼんやり思っていたので、先生がプリントしてきてくれた漫画をノートに貼りつけ、その横に日本語訳を書いてみることにした。

翻訳を通じてコミュニケーションを深める

いくつか書いてみているうちに「先生に見てもらおう」と思い立ち提出してみたところ、先生が次の授業の際にコメントを付けて返してくれた。そうして交換日記のように日本語訳を提出し、コメントを返してもらう日々が続いた。

あの時間は私にとって、とても、とても充実した時間だった。

今思えば、忙しい授業の準備の合間を縫って、あんなに丁寧にコメントを付けてくれた先生に感謝しかない。スヌーピーが面白いと感じたのも、自分なりの日本語に訳すことに楽しさを覚えたのも、先生のおかげである。

あいにく担任の先生というわけでもなかったし、今はつながりがないのだが、今も先生をされているのだろうか。スヌーピーを生徒に読んだりして、私のような生徒が増えているのかもしれないな。

会う機会があったら、ぜひお礼を言いたい。

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襟田 あいま
食べること・読むことがとにかく好き。食と本にまつわる雑感を日々記録しています。