今回はベーカリーが満載。雑多に一人で、心おきなく食べる朝ごはん『いつかティファニーで朝食を』⑧

第8巻はやはり、主人公・麻里子と会社の後輩・菅谷のもどかしい関係が見どころ。付き合っていた高浪さんと別れて気分が落ちている麻里子を、菅谷が朝食に連れていくシーンが好きだ。

菅谷が好きだと気づきつつも、新しく会社に入ってきた白藤さんや菅谷の彼女・さちも登場し、ますます麻里子は翻弄されていく。そんな彼女を支えてくれるのは、やっぱり朝ごはんだった。

一人でのんびり食べる朝ごはん

まず今回麻里子が向かったのは、亀有にあるコッペパンの専門店『吉田パン』。一種類のコッペパンと多様な具材が用意されており、好きな具材を挟んでもらえる仕様だ。また、レジカウンターの横に作業スペースがあり、その場で盛りつけている過程が見られるのも楽しい。

おかず系からデザートまで揃っていて、本作では「フルーツにあんこのトッピング」、そして「そぼろレンコン」を注文していた。サイドメニューとして販売されている牛乳は、紙パックが三角形のタイプ。給食みたいで懐かしい。

イートインコーナーはないが、店先にベンチが設置されている。あるいは、近くの亀有公園でピクニック気分を味わったり、もちろん家に持って帰ってじっくり楽しむのもいいだろう。

麻里子は亀有公園で人目も気にせず、コッペパンをぺろりと平らげる。一人でゆっくり時間を過ごすことが久しぶりだからか、「最近は一人がとても楽しい」という。第7巻から引き続き、麻里子が自分を取り戻していっている感じがして、こちらも嬉しくなった。

有名ベーカリーが続々登場!

前述に加え、8巻はベーカリーがかなり多く登場している。例えば、麻里子が一人で向かった『365日』は、イートインでは朝ごはんメニューを楽しめる。さらに魅力的なポイントが、朝からお酒も楽しめること。本作ではクロックマダムと白ワインを注文していた。パンはテイクアウトでも販売しているが、イートインでも楽しめるため、朝ごはんメニューに追加してデザート系のパンを注文する人もいるようだ。

さらに、栞と息子のユイトが向かったのは、京都のベーグル専門店『Radio Bagel』。ベーグルだけでもかなりの種類があるが、それに加えて、ベーグルサンドとして挟む具材を選べるサービスも。栞たちは「くるみベーグル」に「スモークチキン&ピクルス」を、「ココアクランベリーベーグル」に「メイプルウォルナッツクリームチーズ」を挟むセットで注文。組み合わせを自分で選ぶ家庭も楽しそうだ。

パン屋が多かったこともあり、今回はイートインだけでなく、公園や駅の中、川沿いを歩きながらパンに齧りつくような、雑多に朝ごはんを楽しむシーンがたくさんあったのも良かった。こうした食べ方ができることもまた、朝ごはんの魅力の一つだろう。

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