村上春樹『ノルウェイの森』を読んで、勝手にビートルズ「ノルウェイの森」を妄想した
村上春樹さんの『ノルウェイの森』を初めて読んだとき、私はビートルズの「ノルウェイの森」を聴いたことがなかった。 でも、小説の中では登場人物たちが曲について語ったり、歌ったり、果てはギターまで弾いてしまうので、小説を読んで...
村上春樹さんの『ノルウェイの森』を初めて読んだとき、私はビートルズの「ノルウェイの森」を聴いたことがなかった。 でも、小説の中では登場人物たちが曲について語ったり、歌ったり、果てはギターまで弾いてしまうので、小説を読んで...
「大人ごはん」は「人から見ればありふれた、なんでもない日常を、自分ごととして再発見すること」を目指した雑誌。どんな人にも欠かせない「食」をコンセプトとし、さまざまな人物の食生活をインタビューやコラム、座談会形式で掲載して...
川上未映子さんが村上春樹さんにインタビューを行った『みみずくは黄昏に飛びたつ』。創作の裏側、小説家としての在り方、フェミニズムへの問いなど、かなり幅広い内容を深く、深く切り込んでいる。私が気になっていたことも聞いてくれて...
『地獄のガールフレンド』は、20~30代の女三人がひょんなことから同居する物語。三人はもともと他人で、立場も年齢も違っていて、友達でも何でもない。それなのになのか、だからこそなのか、日頃の出来事を語り合い、自分の中にある...
雑誌の特集や著名人のインタビューで、たびたび印象に残っている本として『モモ』が挙げられているのを見かける。児童書でありながら、大人が読んでも興味深い本であるようだ。 私は残念ながら、子どもの頃に本書を読む機会はなかった。...
吉祥寺で不動産屋を営む都子・富子の双子が、さまざまな東京の街を案内してくれるマンガ『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』。第3巻でも、恵比寿や茗荷谷などいろんな場所を巡りつつ、不動産屋にやって来た客にぴったりな街を紹介してい...
日本語には関西弁や東北弁、博多弁など、数多くの方言がある。これらは、小説やマンガなどのフィクションにもたびたび登場する。 とはいえ、声に出して喋る方言と、文字にして読む方言はちょっと違う。特に文字にしてみると、微妙なリズ...
エッセイを読んでいるとき、その著者がまるで長年付き合っている友人のように、近しく感じられることがある。杏さんの『杏のふむふむ』は、まさにそんな作品だ。まっすぐで丁寧な言葉を拾っていくたびに、会ったこともないテレビの向こう...
思えば物心ついた時から、「〆切」はそばにいた。小学生の宿題に始まり、自由研究にレポート、卒論、修論、就活のエントリーシート……ありとあらゆる〆切を乗り切ってきた。 そして大人になってもなぜか、〆切に追いかけられ続けている...
『地獄のガールフレンド』は、20代~30代の年齢も属性もバラバラな女三人がシェアハウスをする物語。 シングルマザーの加南さんは、「お母さん」と呼ばれることにしんどさを感じている。子育てをしているお母さんだから、何か自分で...