「自家製」。なんといい響きだろう。丁寧で温かい感じがする。
自家製と聞いていちばん作ってみたいと思っていたのが、調味料だった。マヨネーズやケチャップ、ドレッシング、ソースなどが挙げられる。今回はその中でも、マヨネーズを作ってみることにした。
お手本にしたのは、ツレヅレハナコさんのレシピ
『&Premium』2020年9月号では、「真似したくなる、あの人の料理。」と題して、さまざまな著名人のお気に入りレシピが紹介されていた。
その一つであるツレヅレハナコさんの、自家製マヨネーズ。必要な度にさっとつくれそうなお手軽さだったので、さっそく挑戦した。
分量は本誌を参照してもらいたいが、つくりかたはわずか数行で済む。ボウルに卵黄、塩、白ワインビネガーを入れて泡立て器で混ぜる。サラダ油を少しずつ加えながらさらによく混ぜ、全体が混ざったら胡椒を加えて完成。これだけである。
材料を混ぜ始めたときは「これが本当にマヨネーズになるの?」と不安がよぎった。しかし、徐々にとろみがついてきて、最終的にはしっかりとマヨネーズが出来上がった。これには感動した。私でもつくれる……!
酸味が少なくまろやか、アレンジしてもよさそう
味見をしてみると、市販より酸味が少なくまろやかだった。余分なものが入っていない感じがする。今回は初めてだったので分量通りにつくってみたが、材料をアレンジして、自分なりのレシピに変換するのも良さそうだ
例えば、使う油はサラダ油じゃなくてオリーブオイルでもいいだろうし、白ワインビネガーじゃなくてお酢でもいいのかもしれない。とはいえ、お酢は酸味が効きすぎそうだから、やさしい風味のものを使ってみたい。
使い道はサラダ、マヨトーストが美味しかった
つくってみて思ったのは、まず「何かの調理に使うより、そのまま食べたい」ということだった。炒めたり和えたりするにはもったいない気がしてしまう。出来立ての味わいを楽しみたい。
というわけで、まずはシンプルにきゅうりにつけて。マヨネーズの味わいがしっかり感じられて美味しい。
それから、トーストにもしてみた。いつもならマヨネーズはツナマヨにしたり、茹で卵と和えたりするが、今回はシンプルにマヨネーズのみ。きれいに焼き目がつき、市販のマヨネーズよりもふわっとした食感に仕上がった。
ただ、ちょっと味がやさしすぎた気もする。たとえば粗挽きの胡椒をトッピングしたり、オリーブオイルで風味をつけたりして、アクセントを加えたい。
ほかに何かトッピングできるものはないかな?と、後で調べてみると、マーマレードやほんだしなど個性豊かな味付けが見つかった。今度自家製マヨトーストをつくるときは、いろいろ試してみたい。
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