レッドアイ、サワー、サングリア……「トマト×アルコール」の美味しい工夫

トマトを使ったお酒に弱い。馴染みのない人もいるだろうが、トマトは野菜の中でも、比較的酒類と相性が良い気がするのである。甘酸っぱさとだし顔負けの旨味は、ふだん飲むお酒をより美味しくしてくれる。

これまでに出会ったトマトの美味しいお酒たちを、ここに記録しておく。

レッドアイ

ビールとトマトジュースを混ぜてつくるレッドアイ。ビールのすっきりとした味わいに甘みや旨味が加わり、深みが出る。ビールが苦手な人でも、これなら飲めるという人もいるのではないだろうか。最初の乾杯に最適。

店で飲むものももちろん美味しいが、個人的には大手ビールメーカー「アサヒビール」が出しているレッドアイがとても好きだ。ビールとトマトの割合がちょうどよく、どちらの魅力も失われていない感じがする。

トマトサワー

トマトサワーは店によってつくりが全然違う。トマトそのものを使う場合(ミニかふつうのサイズかでも味が変化する)、トマトジュースを使う場合、それから塩などの調味料をアクセントにする場合もある。

例えば、渋谷『酒場 晩酌 Tezuka』では、三種類ほどのトマトサワーが用意されている。以前いただいたのは塩トマトサワーだった。スイカに塩をかけると甘みが増すように、トマトもまた、塩によって甘味が引き立つ印象がある。

あるいは、別の店でトマトサワーを注文した時、なんと粗挽きの胡椒がかけられていることがあった。程よいスパイシーさが加わり、とても美味しかったのを覚えている。

そのほか、トマトカクテル

ブラッディメアリー、トマトマティーニなどトマトのカクテルはレッドアイ以外にも多数ある。どれも好きだが、最近驚いたのが浅草橋『yaneura』で飲んだ「トマトのサングリア」だった。

おそらくサングリアにトマトジュースを混ぜ合わせているのだろう。甘くフルーティーなサングリアにトマト特有の酸味と旨味が加わって、今まで飲んだことのない新鮮な味がした。

ここまでずらりと並べてみて、やはりトマトは万能だなと感じる。トマトの旨味と甘味、酸味は、料理はもちろん、酒とも十分に相性が良いのだ。

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