図書館の返却本コーナーでお宝本を探す

よく行く図書館には「返却本コーナー」がある。誰かが借りて返却した本がドサッと並んでいて、ここを覗くのが図書館に行く楽しみの一つになっている。

本屋にせよ図書館にせよ、だいたい全体を一周するように本を見るが、しょせん私の脳は興味のある棚の情報しかキャッチしてくれない。なかなか「今まで関心はなかったけど面白そう」な本には出合うのは難しい。

そんな中、返却本コーナーはスゴイ。今まで借りようと考えたことのない面白い本に溢れている。だって、誰かが借りた本=誰かが興味を持った本しかないのだ。

最近はここから発掘して、読書の幅をぐいっと広げることが出来ている。

例えば、先日借りたのは『デザインが楽しい! 地図の本』。世界中の個性的な地図が載っている図鑑のような本で、眺めているのが楽しい。

イラスト入り、パズル形式、切り絵、特徴的なビルだけに特化した地図……「そんな地図あるの!?」のオンパレードだった。

あるいは、『いせ辰 江戸千代紙』は、江戸千代紙版元『菊寿堂 いせ辰』による千代紙の絵柄の解説本。千代紙の絵柄について深く考えたことがなかったので、そのデザインの多様性に驚いた。

面白かったのは、手拭いの結び方を描いた「手拭いのかぶり方づくし」、組立てて作るおもちゃの図柄を描いた「組立て絵」など。

これらはどちらも、返却本コーナーを覗かなければ一生出合わなかっただろうなあと思う。

この感覚、何かに似ているなあと思ったのだが、アレだ、カラオケのデンモクの履歴だ。履歴から思わぬ「あーこれ歌いたかった!」「なんだこの曲は」といったお宝ソングを探すときに似ている。



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